#414
2007.4.11

京都市 第2回 人と環境にやさしい交通をめざす全国大会


昨年6月25日に宇都宮市において[人と環境にやさしい交通をめざす全国大会]が開かれ成功裏に終了しました。 第2回目は場所を改め、本年秋に京都市にて開催がこのほど決まりました。本日はまだ構成概要ができあがった時点であり、内容についてはこれから各地の活動団体、自治体、事業者等に報告などを呼びかける段階のようです。
 主催者は呼びかけられた団体にはできるだけ協力をして頂けるようお願いしているようです。大きな大会なので当館も皆さまに速報し、各位のご理解と参加とを促したいと存じます。 大会次第の構成は決まり次第続報します

  

  「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」
                    in 京都


◎大会の構成内容案

■開催日時:2007年9月22日(土)
 9:00〜20:00

 研究発表大会
  • 時間:10:00〜15:00
  • 場所:同志社大学 寒梅館 (京都市上京区烏丸今出川)
  • 発表内容:これから 確定次第掲載
 ●市民フォーラム
  • 時間15:30〜18:00
  • 場所: 同志社大学 大ホール
  • 発表内容:これから 確定次第掲載  
 ●懇親会
  • 時間:18:30〜20:00(予定)
  • 会場:「寒梅館レストラン」 参加費5,000円(予定:当日払い)
■大会および市民フォーラム参加費用
  • 研究発表大会、市民フォーラムはともに無料とし、京都市民に公開
    (論文集は頒価3000円)
■主催者と協賛、後援: 主催:実行委員会

■協賛、後援 (予定)
        LRT推進議員連盟 全国・路面電車ネットワーク
        環境省 国土交通省ほか

■研究発表会応募要領:論文の書式、発表形式等は下記にて公開しています
        NPO法人AREEV /エコエネルギーによる地域交通システム推進協会
          AREEV・LRT-NET・SEV・AEVS 合同ホームページ 

■問い合わせ先:SEV/AEVS事務局長 内田敬之氏( sev@mb.infoweb.ne.jp ) 


#413
2007.4.5

豊橋市 競輪場前電停のホームを大改造


豊橋鉄道の競輪場前電停は今まで電停位置にカラー舗装表示の危険電停で、その改良が長く課題であった。このほど電停は計画通りに大改造が実施され、安全な屋根付き島式電停になって、3/20より供用された。
 
新電停の仕様は:
 ホーム全長20m、幅2m 乗降場高さ:25cm  スロープ付き
 上屋付設 点字ブロック設置


道路の関係より、豊鉄市内線の駅前から競輪場前までの複線は、ここで単線に変わる。
塗装表示の電停だったがこのように改造され、安全性は飛躍的に向上し美しく変化した。
                     (Photo:Satoさん)

豊橋鉄道では05年より[LRT総合整備計画]を推進し@競輪場前電停の改良 A08年にLRV1両の導入 B市役所前はじめ4電停のバリヤフリー化 CICカードの導入計画 と発表されていた。このほど懸案第1号の競輪場前電停改良が完成した。話題のLRVの導入は07年導入が08年に変更されたようだが、引き続き各種計画の順調な、お目見えが待たれる。


#412
2007.3.31

都電荒川線 レトロ形新型電車9000形登場


東京都交通局は都電荒川線に新型電車の導入を実施した。形式は9000形。メーカーはアルナ車両。5月には営業開始予定で、都民にこのレトロデザイン電車がお目見えし利用されるはず。

新形の都電9001号が3/24早朝に大阪吹田市
のアルナ車両より到着。早速試運転を開始した。
(Photo:掘切邦生さん)
発表された9001号の公式想定図
(イラスト:東京都交通局

3月は新型電車登場ラッシュの月です。今年度最終は都電のはなし。
都電の製作は199年製作の8500形以来絶えていましたが、このたびは久しぶりの新型電車の発表でした。あっと言ったのはご覧のようなレトロなデザインです。wikipediaによると「一部停留所の照明にガス灯を模した街路灯を設置する計画がある」という情報もありますから、なにか東京市復元計画都電編のようなものがあるのでしょうか。


#411
2007.3.27
3/31追記
記念乗車券発売

函舘市電 新LRV らっくる号 営業運転開始


3月20日、待たれた函舘市電の新LRV9600形はらっくる号と命名され、運行開始式にてお披露目され、営業運転に入った。 (らっくる=楽に乗り降りできて、迎えに来る。2連接の車体がラクダを連想させる)

運行開始式では函館市長や函館市議会議長も挨拶し、車いす利用者も見守る中、テープカットとくす球割りが行われた。その後、車庫構内から関係者だけを乗せた試乗運行が9時55分に発車。駒場車庫-湯の川往復の短区間を往復し、一旦入庫。その後は一般向けの第一便は午後0時45分に駒場車庫-湯の川-函館どっく前-湯の川の行程で走行し、当日は3運行した。

第一便では記念の乗車証明書も配られたこともあって、首都圏の通勤ラッシュ並みの大混雑が湯の川から十字街くらいまで続いた。乗降に時間を要したこともあり、後続車両がダンゴ状態となったこともあった。静かで乗り心地の良い新車両の評判は上々で、今後に期待が持たれる。(函館市中里さん情報。写真も)

3月20日運行開始車内予告
初便乗客には記念乗車証明書を提供と
運行開始式の様子
テープカットとくす玉割りも無事に終了

車体前部には市民からの愛称募集により
選ばれた らっくる号 のロゴをくっきり明示
駒場車庫から初号は渡り線をしずしずと
・・・・ファンの熱いまなざしが感じられる

車内の液晶表示も詳しく情報提示

(3/31追記)4/1 らっくる号記念乗車券発売
市電バス共通 イカスカード 発売額1,000円
     (注)900枚限定・・・レアもの?              

関連ページ: 新LRV9600形 ベールを脱ぎ公開された (2/2)
  〃    : 函館市電9600形 3面図・諸元 (3/10)
参考サイト: 函館交通局



#409
2007.3.20

鹿児島市電 5連接超低床車2編成到着


鹿児島市電初の低床車1000形ユートラムが運営を始めたのは02年1月であった。そのユートラムはアルナ工機製3連接の中型リトルダンサーA3を採用したものである。昨年からの報道によると鹿児島市交通局では引き続きアルナ工機よりより大型の5連接形超低床車を導入するということで待たれたが、予定通りこのほど新車2編成が7000形として鹿児島市交通局に到着した。整備試運転中。
新車7000形の概要は・・
  • 形式:5車体3台車超低床車
  • 長さ:18m 幅2.45m 高さ3.75m (ユートラムより4m長い)
  • 定員:78名(座席24名)  (ユートラムは55名(座席24名)
  • 自重:25.5t
  • 最高速度:40km/h
  • 形式:7000形
  • 価格:2億2,000万円
  • 製造:アルナ車両
  • 愛称:未定
  • 営業運転開始:4月下旬より(予定)

鹿児島市交通局車庫に到着した新車7002号 
ユートラムに近い5連接車の外観  前後の運転車は全面窓で視界が広い
 (Photo:鹿児島市交通局)

大阪南港から船積みし、3/5未明に 
車両2編成が鹿児島市岡谷港に陸揚げ
直ちに交通局にトレーラーで搬入された
 (Photo:南日本新聞)
車内の配置  
台車カバー上部はもたれ台形式の工夫
中3両の床は100%フラット床になっている
(Photo:鹿児島市交通局)

関連ページ: 日本の最新LRV 画像・三面図・諸元
         鹿児島市交通局 1000形 ユートラム
参考サイト: 鹿児島市交通局



#408
2007.3.15

大阪伊丹空港〜JR伊丹駅間 LRT計画が浮上


兵庫県は伊丹市の大阪国際空港とJR伊丹駅とを接続するLRT線建設計画を検討し始めた。
  • 伊丹市側からの空港アクセスは現在はバスであるが、これを軌道化し、アクセスの向上を目指す
  • 福知山線伊丹駅から東進し猪名川左岸沿いに北上、大阪空港北端に沿って迂回して空港ターミナルビルの東側に入口までを最短距離で結ぶ案が浮上。約4km。
  • この案の場合なら所要時間は10〜15分。途中3・4駅を設けることになろう。
  • 阪急伊丹駅までの延伸も想定
             
    関西の交通網は判りにくい お勉強のため地図制作

  • 車体はLRTを採用する
  • 建設予算は300億円程度か。(当初のJR伊丹駅より分岐式の試算は600〜1000億円だった)
  • 建設方式は公設(兵庫県+伊丹市)、運営は民営方式
  • 07年度は建設詳細や採算性の検討
  • 07年度計画によっては08年度に導入検討協議会を設置
  • 兵庫県は07年度予算に調査費750万円を計上
館主感想:
具体的提案がでてきた。かって兵庫県では「ひょうごLRT整備基本構想研究会」がJR尼崎駅から南進し尼崎臨海西部地域までのLRT敷設を検討したことを想起される。あれはまだ実行の声が掛からぬが、今回案もあれと同規模の新提案でありよい結論を得たいものだ。


 参考ページ:尼崎市 LRT導入案優位性を市議会に報告 (00/9)