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#784
2014.1.27

札幌市 ささら電車も 「雪ミク電車」 も活躍中


札幌市在住で、常に札幌市電をウオッチしている宮崎さんから、今年も札幌市電冬の歌姫 雪ミク とラッセル車とのツーショットのいい場面をと情報を頂きましたので、そのままお伝えします。

年末年始から最近に至るまで札幌市内では降雪の日が多かったので、冬期の札幌市電の名物というべきささら電車が稼働となりました。

またささら電車のほかに冬季の車両といえば雪ミク電車がいること、今冬からは新型バリアフリ車両(ポラリス)が登場しましたので、降雪ということでお寒いはずの札幌市においては、市電がこの時期ゆえの名物車両ぞろいということで、なかなか熱い状況なのかな…です。

そこで上記車両のツーショットを撮ることが出来ました。離合しそうな箇所を想定してやってみましたが、結構難しかったかな…です。それゆえに旨くツーショットとなった場合は嬉しいの一言です。

いろいろ撮り方があるものと思いますが、冬期のお寒い時期ならではの熱い札幌市電の名物車両撮影を試してみたいです。バックとなる白い雪もきっとよい彩になるのでは…です。

なお、是非ともやってみたいツーショットとしてはささら同士を考えています。
ささら電車の複数形式の存在(雪1形、雪10形)は、これはもう札幌市電でしかありませんので。

ササラ電車と 「雪ミク電車」が出会った!
電停・山鼻19条〜静修学園前間

↓雪ミクちゃんの風貌をお教えします



#783
2014.1.20

豊橋市 LRT都市サミット豊橋 2月1日開催



 路面電車サミットとは別途で、市が主宰者になって開催されているLRT都市サミットですが、第1回は広島市、第2回富山市、第3回熊本市で開催され、引き続き第4回をいよいよ2月1日に豊橋市で開かれることになりました。
 豊橋市は昨年10月開催予定でしたが若干延期されることになったようです。無事に盛大に開催準備がなされたようでごくろうさまです。盛会を期待しております。


●主催:豊橋市  共催:豊橋鉄道(株)
●後援:国土交通省、愛知県、路面公共交通研究会、全国路面軌道連絡協議会
      (公社)日本交通計画協会、豊橋商工会議所、豊橋観光コンベンション協会
●協力:とよはし市電を愛する会
●イベントの詳細公式ホームページ
●問い合わせ先:豊橋市都市計画部都市交通課:電話 (0532)51−2621


思いで:
LRT都市サミットといえば、5年前に館主は第1回広島サミットにパネリストとして出演したことを想起してしまいます。あのとき小生は、「何故日本のLRT計画はプラン作成までで、新線建設や延伸の実現がないのか? その対策・秘策は?」「日本には何故交通権が確立しないのか?」と訴えました。この続きにもし関心がでましたら、どうぞ上記の都市1をクリックしてみたください。(^^;)



#782
2014.1.13

静岡市 「公共交通シンポジウム」開催案内


ご紹介: 
静岡市では以前からLRT建設論議がありました。このたび上記の標題にて今週末の19日(日)にシンポジウムで開かれるのでご案内します。、内容はLRT建設が主題でまず基調講演では宇都宮淨人先生の基調講演があります。それに引き続き有識者によるパネルディスカッションが開かれますのでご紹介します。

地域経済の活性化とLRT 〜その実現に向けての方向性〜
 静岡市では、超高齢化や地域環境、長期的な経済の低迷などの都市問題に対応したまちづくりとして、誰もが安全・安心で快適に移動できる公共交通のネットワークを構築し、静岡都心、清水都心及び東静岡副都心と都市間を結ぶ公共交通沿線に人口や都市施設などが集約された「静岡型コンパクトシティ」の実現を目指しています。
 その実現には、公共交通ネットワークを構築することが重要であり、移動手段のアクセス向上による中心市街地の活性化や活力ある地域経済の発展が期待されます。
 そこで、交通の利便性向上、まちづくりの促進など市民生活に欠かせない「都市の装置」としてLRTの導入を目指しています。
 公共交通の役割や重要性、将来のまちづくり、LRTがもたらす効果と導入の課題について、専門家と一緒に考えてみませんか?

日時・場所:
   平成26年1月19日(日) 13:30〜16:00(開場13:00)
   清水テルサ1階「テルサホール」 静岡市清水区島崎町223
   ※入場無料。事前の申し込みは不要。直接会場へどうぞ。(定員約500名)

基調講演:
   演題:「交通まちづくり〜LRTが都市にもたらすもの〜」
   講演者:宇都宮 浄人(関西大学経済学部 教授)

パネルディスカッション:
   テーマ:公共交通を活かしたまちづくり
   コーディネーター:川口宗敏
      (静岡文化芸術大学大学院 デザイン研究科 教授)
   パネリスト:久保田 尚(埼玉大学大学院 理工学研究科 教授)
     :宇都宮 浄人(関西大学経済学部 教授)
     :土方 まりこ(一般財団法人運輸調査局 主任研究員)
     :山本 克也(静岡市 副市長)

司会:  カズ&アイ(静岡よしもと)

チラシ: シンポジウムに関して詳しくはこちら (PDF:KB) 

問い合わせ:
     静岡市役所 静岡庁舎 新館7階 交通政策課 企画担当
     〒420-8602
     静岡市葵区追手町5番1号
     電話番号:054-221-1471  FAX:054-221-1060  


  参考ホームページ:LRT導入協議会から意見書が提出されました!

 LRT参考都市:フランス・ディジョン市(2012年9月開業)



#781
2014.1.6

松山市 伊予鉄が路面電車で使う電力の40%を太陽光で


愛媛県で路面電車事業を運営する伊予鉄道は、太陽光発電を開始した。同社は「約2年前に企画を開始し、再生可能エネルギーを利用する太陽光発電所を立ち上げた。今後も社有地を含めて拡大を検討する」。

年間に発電する電力量は、同社の運営する路面電車の消費電力量の約40%に相当するという。発電した電力は固定価格買取制度(FIT)を利用して全量を四国電力に売電するものの、結果的に電力事情を改善したことになる。効果的な実践だといえよう。

同社が3億9000万円を投じて立ち上げたのは、「いよてつ東温ソーラー発電所」(愛媛県東温市樋口)。出力1MW、想定年間発電量120万kWhであり、売電収入は年間約4000万円。

伊予鉄道が本社を置く松山市から東温市へは、同社の横河原線(営業距離13.2km)が走っており、終点の横河原駅から1kmほど北上した立地を選んだ。同社のバス練習場跡地(約2万1300m2)である。川沿いにあり、日照を遮る建物もない。

2013年7月に着工し、2013年12月に発電を開始。設計・調達・建設は四国電力グループの四電工に依頼した。



 館主感想: 
すばらしい。遂に路面電車の電力に太陽光を使用する会社ができたとは! この電力が全量直接路面電車という物理的仕様ではありませんが原理的にはOK! 路面電車の歴史に新しい歴史を加えたと言っていいでしょう。新年にふさわしいニュースでした。



#780
2013.12.23

宇都宮市 検討会が LRT全ルート案を提示


宇都宮市と芳賀町によるLRTの整備に向けた検討委の第2回会合が12/17に市役所で開かれ、市町側は未定だった芳賀町内の部分を含めた整備区間の全ルート案を提示した。運行のスピードアップで利便性を向上させようと、高速走行の可能な区間を設けたほか、通勤快速列車の運行を検討していることも明かした。

ルート案によると、「JR宇都宮駅東口」から「本田技研北門」までの15kmで、計19か所の停留場を設ける。芳賀町部分は約3kmで、停留場は4か所とした。すべてに停車する電車は片道を43分間で走る。

県道などの公道にレールを敷いて走行するのを基本とし、鬼怒川をまたぐ約2.4kmの区間(下平出〜下竹下)に限っては、既存の道路ではない直線的な専用ルートにレールを整備する。信号や自動車との兼ね合いもなくすことで高速運行が可能になり、全体の平均時速21kmを上回る70km程度まで加速できる見込み。

宇都宮市は会合で、通勤快速の運行を検討していると明かし、検討委に名を連ねる国土交通省関東運輸局の職員からは、「軌道法上の問題はないが、全国の路面電車に類例がないだろう」との指摘も出た。市側は「全15kmで6〜7分の短縮が可能」と意欲を示した。大型交差点など5か所に列車の追い抜きが可能な場所を設けて実現させたいとした。

また、事業の採算見通しも、詳しい数字が示された。市町側は他県の路面電車などの経営状況などをもとに、年間の運営費を7億1600万〜9億2400万円、収入を7億4400万〜11億1700万円と試算。「見通しは、より明るくなった」と説明した。


 館主感想: 
宇都宮市と芳賀町のLRTの検討委員会! 良い結論が出たようですね。 このプランが実現すれば日本のLRT建設の代表見本になりましょう。年末を控えとても明るいニュースでした。ありがとう。(^_^)




#779
2013.12.16

岡山市 市長 「路面電車の岡山駅へ乗り入れを検討」


岡山市の大森雅夫市長は12/10、路面電車のJR岡山駅東口広場への乗り入れを検討する必要があるとの考えを示した。2014年度当初予算案で中心市街地活性化の政策パッケージに関連経費を盛り込むことを念頭に、11月定例市議会で答弁した。

岡山駅に最も近い路面電車の駅前電停は、駅東口から市役所筋を挟んで約130m離れている。利用者から「不便」「乗り場が分かりづらい」などと指摘されている。

個人質問への答弁で市長は「路面電車の岡山駅乗り入れは、中心市街地の回遊性向上や駅に降りた人の利便性向上につながる」と説明。

市は2009年に策定した都市交通戦略で、路面電車の乗り入れを長期的課題としたのに対し、市長は、年間2千万人の集客を想定するイオンモール岡山の来秋開業を挙げて「策定時と状況は変わった。岡山駅への乗り入れは、今、検討に値する問題」と述べ、緊急課題であるとの認識を示した。


 館主感想: 
館主はかって岡山市に行ったことがありますが、確かにJR岡山駅と路面電車電停が道路を隔てて結構不便ですよね。岡山市の路面電車運動といえば全国的に名の売れたRACDAの多彩な活動が連想されます。で、新幹線駅と路面電車電停の接続改良案が既にあり、2006年にもRACDAが岡電駅前広場延長案を発表されて、ずいぶん月日が経ちました。 私の経験では、かって広島市で横川駅の路面電車終点とJR駅との接続改善を路面電車を考える会として提案しましたが、時の市長や商店街の有志との共感を得て案外速く実現をしました。想い出です。
今回は市長さんがやる気らしいから本当に実現するのではないでしょうか。盛り上がり方法が大事ですね。ご成功を期待します。

    ご参考までに岡山案と広島実現案とを下記に:

関連ニュース:岡山市RACDA駅前乗り入れ運動 (2006/5)
         広島市横川駅結節点改良市民提案 (2003/1)



#778
2013.12.9

札幌市 今年も 「雪ミク電車」 を運行


札幌市在住で、常に札幌市電と函館市電とをウオッチしている宮崎さんから、今年も札幌市電冬の歌姫 雪ミク電車 の出演情報を頂きましたのでご紹介致しましょう。


札幌市電では今年も雪ミク電車(音声合成ソフトの人気キャラクター初音ミクの冬バージョン)が運行されています。

運行期間は本来なら12月下旬から翌年3月下旬までですが、今年は冬ダイヤ移行が一ヶ月早く11月下旬からになったので、雪ミク運行開始もそれに準じました。したがって、今回は一ヶ月ほど長く運行がされることになります。

もはや雪ミク電車は札幌市の冬季風物詩となっているようですが、今回は運行が早くなってくれたのがものすごく嬉しい限りです。ホワイトイルミネーションが11/22から、ということもあり、それに先立ってなのも、です。
何れも冬季の札幌市を彩る存在になってくれると思われます。

使用車両は貸切でよく使われる3300形なのですが、その中で初代雪ミク電車(2011.2月〜3月)を担当した3302号となりました。

雪ミク電車のデザインは毎回変わっていますが、そのたびに趣を感ずるところです。

朗報:今年はバリアフリ車両A1200形が登場しました。実はこれとのツーショット写真も撮れましたのでご紹介しましょう。(^_^)

ともあれ、北の政令市である札幌市が生み出したヴァーチャル歌姫の「初音ミク」を描いた雪ミク電車に大いに期待です。

車両車庫敷地内にて
 西線14条にて

    関連ニュース:札幌市 新型LRTがついに運行開始