#451
2007.11.26

川崎重工 ニッケル水素電池LRV SWIMOを開発


川崎重工業は国内初のニッケル水素蓄電池を電源にした次世代路面電車・LRVの試作車両(SWIMO (スイモ) と命名 ) を同社播磨工場にて製作公開した。

自社開発の車載用に密閉コンパクト化した「ギガセル電池」を座席下の搭載。ブレーキ時の回生電力も回収するという省エネ設計。車体は3両1編成で全長約15m。乗車定員62人。約5分間の急速充電で架線が無くても10km以上も走れる。ということは架線がないだけ都市景観上も優れている点も特筆される。

SWIMO の仕様
  • き 電: 直流600V 架空線および車載電池
  • 車両構造 :3車体3台車連節構造
  • 全 長: 15m
  • 床高さ: 330mm(出入口部)/360mm(客室部)
  • 最小通路幅: 800mm
  • 定 員 :62人(座席定員28人を含む)
  • 運転最高速度: 40km/h
  • 設計最高速度: 50km/h
  • 主回路方式 :3相誘導電動機IGBTインバータ制御
  • 駆動用電池形式: 車載用ニッケル水素電池(座席下搭載)
  • 電池容量 :274Ah
  • 非電化区間可能走行距離 :10km以上(一般的な線区にて)
    [SWIMO (スイモ)=Smoothな乗降、Smoothな非電化区間への直通運転を
                      達成する(Win)移動手段」というコンセプトから]


川重播磨工場にてSWIMOの公開運転 (神戸新聞)

播磨工場の試験線にて1ヶ月の走行試験を行ったが、引き続き寒冷地(札幌市電といわれる)に運び実証試験を実施する。価格は1編成2億5000万円〜3億円。 既に国内外の自治体からも問い合わせがある。早ければ2008年度中に受注活動に入れる。

      参考サイト:川崎重工業グループ

館主感想:
福井大学荻原研が先年来開発を続けているリチウム電池LRVは益々改良が進んでいるとの情報を受けています。鉄道技研も先年来高分子型燃料を経てリチュウム電池LRVの開発と寒冷地実証試験に漕ぎ着けました。そこに引き続き、川重からはニッケル水素電池LRVの開発公開と燃料電池LRVニュースは矢次早です。21世紀のLRVは基本的な動力源転換に向かわんとしているようです。


#450
2007.11.23
11/24追記
11/27再追記

京都市 今電会が新発足と記念講演


館主前言:
今出川通りのうち京福電鉄〜出町柳間に路面電車を走らせようという「今出川に路面電車を走らせる実行委員会(略:今電会)」なる市民団体の発足が紹介されたのは2001年で6年前かと思われます。その後の活動もそのつどご報告はしました。このたびこの会がリニューアルして新発足するとの情報を得ました。期待を込めて新発足と記念講演会とをご紹介します。

新今電会設立趣意書より:(11/24追記)
 このLRTの導入は、京都市や商工会議所をはじめ、私たちのような民間・市民団体であっても数年にわたって取り組まれ、勉強や検討が積み重ねられてきました。
 今出川通りにLRTが実現しますと
 ・渋滞が解消します。(TDMの実施により)
 ・界隈に大勢の人が集まってきて、にぎわいを呼び寄せます。
 ・通学、通勤、買い物、観光の足が確保されて、「歩く街京都」の実現がはかられます。

  私たちは略3年間を目処にして次の活動を行います。
 @ 沿線と界隈をはじめ市民の皆様に一層の理解とご支持を求めること。
 A 具体的、且つ実行ある路線整備と運営主体の成案を提言すること。

 2010年(平成22年)の実現に向けて、多くの方々のご意見とご支援、そして弊会へのご入会を心からお願い致します。

館主が総会に見学しての感想です:(11/27再追記)
  • 新今電会の出席者・役員の方々が京都市副市長、都市計画局長、大学教授、地元西陣織組合理事長、市会議員等々有力者が目白押しにたくさんご出席にはびっくり。たいへんな団体のようです。
  • 挨拶・意見でこもごも出たのは路線居住者の理解と支持をどう取り付けるかということでした。古い京都だけに難しさもあろうけど、先月の景観条例のように思い切ったことを実施するのが京都市でもあります。そのためにも錚々たるメンバーですから。
  • 「市民のLRTにたいするイメージが悪いのは昔の市電のイメージがそのまま残っているからだ」には同感でした。
  • 市の計画局長さんは「京都市は路面電車をパリ市より先に建設したが、今度はパリ市が3本も作って追い抜かれた。巻き返しをしたい。・・・ハードルは高いほどやり甲斐がある」と激励と自分の決意とを交々公開。
  • 最後に京都市長宛の市への3点の具体的要望を記載した要望書を参列した副市長に提出して総会は終わりました。
設立総会の様子・・・関係ある錚々たる人達が多数集合
決議文を副市長に提出 同志社大学青木真美教授の記念講演


  

 京都・今出川通りにLRTの実現を推進する会
  (略称:新今電会)  発足記念総会・講演会


●開催期間:2007年11月26日 13:00〜16:00

●場 所:西陣織会館 2階ホール (京都市上京区堀川通り今出川南入る西側)


●第1部:設立総会 午後1時より 西陣織物工業組合(7階)本会議場
      
●第2部: 講演「LRTと街づくり(にぎわいと経済効果)について」
           総会終了後(2時前頃)より同会議場にて
           同志社大学商学部教授 青木真美先生

●第3部: 交流会(ティーパーティ)・・・会費は無料です。
         講演会終了後(3時前頃)より西陣織物会館6階会議室
         終了午後4時終了予定

●主催:今出川通りに路面電車を走らせる実行委員会
        http://www.geocities.co.jp/WallStreet/6241/imaden.html
          imadenkai@yahoo.co.jp

●参加希望連絡先:高橋 優二   u2takahashi@hera.eonet.ne.jp

      関連サイト:新今電会を応援するホームページ (11/25新設)


#449
2007.11.12

川崎市 連続講座 「これからの公共交通を考える」


LRT(次世代型路面電車)の導入、バスシステムの再構築、自転車の活用など…。   
環境への配慮、バリアフリー、中心市街地の活性化などの視点から、自動車だけに頼らないこれからの公共交通のあり方とまちづくりについて、地域の課題としてみんなで考える連続講座です。

  

 連続講座 「これからの公共交通とまちづくり」


●開催期間:2007年11月17日〜12月15日(毎週土曜日) 13:30〜16:00

●場 所:神奈川県立川崎図書館 2階ホール (川崎市川崎区富士見2−1−4)


■第1回:11月17日(土) 「公共交通とまちづくりを考える視点」
      環境への配慮など、公共交通とまちづくりについて考える視点を整理します。
         講師:上岡 直見氏(環境自治体会議 環境政策研究所 主任研究員)
             大倉 紀彰氏(環境省環境政策局環境計画課 課長補佐)

■第2回:11月24日(土)「市民活動の力、行政の役割」
      市民活動の力と行政の役割について具体例から考えます。
         講師:城福 健陽氏(国土交通省総合政策局交通計画課 地域振興室長)
             古川  洋氏(NPO法人横浜にLRTを走らせる会理事)

■第3回:12月 1日(土)「成功事例をもとに」
      公共交通の新しい姿を国内外の成功事例から展望します。
        講師:大場 一成氏(富山ライトレール株式会社 経営企画部長)
            宇都宮浄人氏(エコノミスト・日本銀行金融研究所)

■第4回: 12月 8日(土)「人と環境にやさしい公共交通を実現する技術」
      人と環境にやさしい公共交通を実現するための技術について理解を深めます。
        講師:大野 眞一氏(LRTシステムアドバイザー)
            阿部  等氏(株式会社ライトレール代表取締役社長)

■第5回: 12月15日(土)「新しい公共交通システムの具体化と課題」
      新しい公共交通システム具体化に向けた課題について話し合います。
        講師:内田 敬之氏(全国路面電車ネットワーク事務局長)

●主催者: 神奈川県立川崎図書館

●募集定員:各回50名

●受講料:各回1000円

●申込方法:名前、連絡先を明記して、電話、FAX、メールでどうぞ。
            メールは当館HPのイベント案内
       ( http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/osirase/machizukuri.htm )から。

●申込み:神奈川県立川崎図書館情報サービス課 担当:大塚
         お問い合わせ 電話 044-233-4537 FAX 044-210-1146
          210-0011 川崎市川崎区富士見2−1−4


#447
2007.10.31
追加情報 11.16

鉄道技研 リチュウム電池走行式LRVを開発・公開


東京・国分寺市に所在する鉄道総合技術研究所にて、搭載したリチュウム電池で走行する新型ハイブリッド車両 「Hi-Tram(ハイ!トラム)」が公開された。バリヤフリー型の車両で、搭載した電池をフル充電すれば15km走れる。また電停等ではパンタグラフを上げ架線から40秒間の急速充電でも3km走れるという。車両はパンタ付きで架線・電池両用。最高速度は70km/h。LRTとしての活用が主用途で、従来式路面電車に比べ10%の省エネになるという。

11月末より札幌市で省エネ効果と耐寒性能の実証試験を開始する。

公開された新型電車 (Photo:鉄道技研HP)

追加情報:11/16
Hi-Tramは試験運転のため予定通り札幌市中央区市電車庫に搬入された。当初は車庫内敷地の軌道を使用して試験運転を行っている。 営業路線を使用しての試験運転は通常の営業時間外の時間を使用して早朝または深夜に行われる様子で慎重である。        (情報および写真とも:札幌市宮崎さんによる)

札幌市電電車事業所車庫にて

館主感想:
この夏のJR北海道によるDMVの試験的営業運行、4月の福井大学によるリチュウム電池LRVの発表に次ぎ、今回の鉄道技研もリチュウム電池LRV開発の発表が続いた。川崎重工ではニッケル水素電池によるLRVを開発中で、来年3月までには公開試験が行われるというニュースもある。

架線レスのLRTができれば、事業者は架線の建設保守費用を節約できるし、同時に都市の美観が保たれるという市民的メリットも享受できる。21世紀は従来の新型高速路面電車・LRVの技術をブレークスルーした架線レスやハイブリッド等の新型LRVの時代に移れる嬉しい予感がする。‘21世紀はLRTの時代です


        関連ホームページ:鉄道総合技術研究所


#446
2007.10.26

福井市 福井鉄道福武線存廃議論が起きる


先月、福井鉄道社長が記者会見し、「福武線の経営事情が1963年以来一度も黒字になることなく05年度決算も損失計上をしている。勿論列車のワンマン化・無人駅化等合理化にも努めてきたが限界もある。県や沿線の福井・鯖江・越前3市に対し更なる助成の拡大を得て存続を図りたい。ついては官民で協議する抜本的経営再建組織を作りたい」と要請した。

これを受け県知事を始め知事と3市による協議会発足が発表された。

別情報であるが、国土交通省中部運輸局の報告書によると、「福武線が廃止された場合と同線がLRT化された場合とを比較すると、今後30年間で230億円の社会的便益を失う」という。即ち、福武線の利用者は年間160万人あり、その機能をJR北陸線やバスでは代替できないで、国道8号線の渋滞惹起により時間損失が拡大することが大きい。


館主感想:
福武線の情報としては今年2月には福武線とえちぜん鉄道三国芦原線とを田原町にてLRT化して相互乗り入れる案を福井県が発表したばかり。今回の会社からの問題提起は意外なものだったが、これが日本の地方交通のバックヤードかも知れない。岐阜市の前例が連想されてしまうが、軌道交通を失うことは、目に見えない社会損失が大きいので、まさか廃止は無いとは思うが、岐路に立つ福井県が先導し、関係者は本気で取組み、富山市を範としたLRT化による逆方向革命に転じて貰いたい。また協議団体にはぜひ市民団体も参加させ、利用者の意見・提案を反映して頂きたい。


 関連ニュース:福鉄接続とえちぜん鉄道JR乗り入れ案


#445 2006.10.20

川崎市 「LRTの新設にむける宇都宮市の諸問題」 緊急フォーラム



  宇都宮のLRTが暗礁に・・・!?

  LRTの新設にむける宇都宮市の諸問題  


[開催の主旨]
LRT新設をマニフェストに掲げる、市長、知事の地元・宇都宮市の取り組みがいま、暗礁にのりあげようとしている。
・ 宇都宮はいま、どのような状況だろうか?
・ なにが原因でこうなったのだろう?
・ 各地の取り組みは、この地からなにを学べばよいのか?

◎どうすれば現況を打開できるのか、フォーラム参加者の提案を求めます!



日時:11月7日(水) 18:30〜20:00


■場 所:川崎商工会議所 5階会議室 JR川崎駅より徒歩 3分 JR川崎は東京より18分 

■定 員:40名前後

■参加費:2000円(満席になり次第締め切りますので、事前にお申込みください) 
  

■主 宰: 人と環境にやさしい交通をめざす協議会
         (協議会会員参加費 1000円)

■申込み先:人と環境にやさしい交通をめざす協議会/事務局
          E-mail: sev@mb.infoweb.ne.jp メールで申込下さい

●交流集会:フォーラム 終了後、報告者を囲んで交流会を予定します。
         事前申込みのみ・定員20名 ・費用実費(3000円前後!?)
         交流集会で更に問題を掘り下げたいと思います。


#444 2007.10.16

北海道 JR北海道DMV試験的営業運行搭乗記


館主序言:
レールと道路との両モードで走れるデュアルモードビークル・DMVの開発はJR北海道で熱心に行われています。今年もJR北海道では10/6〜11/11までの(土)(日)(祝)を試験的営業運転として釧網線小清水〜藻琴駅間を下記図のように走行しているようです。函館市在住の中里俊之氏から10/7(日)の搭乗記が送られて来ました。一読し実感が湧き興味深いものだったのでご紹介します。

コースは  釧網線 浜小清水駅〜藻琴駅間
道路走行区間は、「感動の径」と「白鳥公園」を廻るルート
                      (JR北海道HPより)

レール用車輪は道路走行時にはタイヤ高さ内へ引き揚げられる。右:列車と対比
運転席 左にデュアルモード系の制御表示板が設置されている
レール・線路のインターには[DMV停止]や、□に十字の標識が設置され、「閉塞カギ」の授受も実行された  道路走行時の様子
当日はウオーキング大会も開催

中里レポートより:
  • 私は10月7日(日)の網走駅前発「DMV1号」コースに乗車しました。定員12人の内、網走から乗車したのは私を含めて6、7人くらいで、大半はDMVに乗ろうとやってきた男性の旅行者、中には親子連れの方もいました。聞いてはいましたが車内は狭く、足下に置けない通路を塞ぐような大きさの荷物はお断りとのことで(つまりキャリーバッグなどはだめ)、このままでは車いすなどでの利用は困難なのではないかと思いました。やはりこの点はLRTに分があるように思います。車内右上にはささやかな荷棚もあるようでしたが…

  • 乗車時にチケットを確認して出発。国道244号を浜小清水に向けて走り出しました。道路走行時の乗り心地ですが、やはり小型バスそのもので、小さな車体で60キロくらいでとばすせいか、時折ドシン、ドシンと飛び跳ねるようなショックがあるのが気になりました。

  • 30分ほどで道の駅とJR駅が同居している浜小清水駅に到着。一旦、荷物を持って下車し、道の駅の観光客も加わって車体の撮影や観察を続けていると、JRの運転士さんが現れました。これからバスではなく、「鉄道車両」としての出区点検が始まります。この場所には鉄板が敷かれているのですが、実はここで、鉄道走行用の鉄輪を出し入れして点検ができるようになっているのです。周囲が固唾を飲んで見守る中、工事機械のようなエンジン音に続いて、ついに鉄輪が登場すると歓声が挙がりました。前輪、後輪の順に出し入れしました。

  • 出区点検が終わる頃、女性のガイドさんが登場しました。どうやら車掌に近い役割もするようで、改めて全員のチケットと予約情報を照合、DMVのパンフレットや乗車証明書、ボールペンなどの記念品と今後のDMV開発の参考にするというアンケートをセットにして乗客に配布しました。

  • いよいよ線路走行へ出発。駅外れのモードインターチェンジまでは引き続きバス運転士の運転です。インターには2箇所の遮断機が設けられていて、接近するとまず、手前の遮断機が作動。車輪を確実にレールを合わせるための、細いついたてのようなものがついた線路の上へゆっくりと移動しました。

  • ここでJR運転士に交代し、鉄輪を下ろす作業を開始。まず、前輪が下がったところでカクッと軽いショックがあって、車体が後ろの方へ少し傾きました。その後、後輪を下ろすと再びほぼ、水平に。この間、ほとんど時間もかからず(約15秒とのこと)、見事な技術だと感じました。傍らに設けられた詰所の係員に、通漂代わりとなる「閉塞カギ」を渡してしばし待機。この時間の方が車輪の出し入れよりもはるかに長いものでした。

  • 奥の遮断機が上がり、「それではこれよりいよいよ線路を走行してまいります」とのガイドさんの声で、ついに線路走行の開始となりました。線路の感触を確かめるようにしばらく進むと、北海道らしい直線の箇所が多くなりました。線路走行時の乗り心地ですが、思っていたよりも良いもので、カタカタとどこか懐かしい感じの鉄路の音がしますが、左右に大きく振られたり、ガクガクすることはありませんでした。線路では40キロに速度を抑えているそうなのですが、私は道路走行時よりも良いと感じました。車窓には秋鮭釣りの竿がズラリと並んだ秋のオホーツク海が広がり、開放感いっぱいです。

  • まだ、線路に乗っていたいと思っているうちに、早くも出口の藻琴駅に到着。ホーム手前の踏切のような所で停止し、鉄輪を収納。線路左の砂利道へと一気にカーブを切りました。やはりここでも閉塞カギの受け渡しがあり、ここで再びバス運転士へと交代。JR運転士は一足先に下車しました。ガイドさんによると、この後、一般の列車で釧路へと帰るそうです。

  • 藻琴駅の駅舎の前に出て、再び道路走行となり、地元で「感動の径」と呼ばれる丘陵地へと進みます。北海道らしい牧歌的風景が広がり、乗客から歓声が挙がりました。この日はウォーキング大会が開催されていたため、歩行者の姿も多く、見られました。途中、かなりの急坂もありましたが、DMVは難なく乗り越えました。やはりタイヤ走行のため、登坂力には優れているようです。(以下省略)

  • 全体から感じてですが、技術自体はそれなりのレベルに達しているように思いました。ローカル閑散線区や観光用としては、いますぐにでも使えるのではないかと思います。

  • ただ、これを路面電車技術に使えるかについてはまだ、少し距離があるように思います。車体やゴムタイヤの重量のバランスをとりながら鉄輪を出し入れする構造上、低床化はかなりの難題に思えました。通路幅が狭く、広げるとただでさえ少ない定員が更に減ってしまうという問題も見逃せません。

  • これから先、どこかでLRT技術と交わる可能性は否定しませんし、低コスト面から次善策としての活用もあるかもしれませんが、今回の旅でその兆しまでは感じとることはできなかったというのが率直な感想です。ともあれ、今後の展開に注目していきたいと思います。

報告は一ファンの体験談ですけど、多くのファンにとってDMV乗車は未経験のはずなので、一読すればDMVについておおよその感触は掴めたのではないでしょうか。
先日の京都会議では、廃止が噂されている島原鉄道南部はDMVへ切替たらの意見が出ました。JR北海道のDMV開発詳細情報と富士市の実験記事やJR北海道の関連記事も下記より併せてご覧下さい

  関連ニュース:JR北海道 DMV開発情報 (04/4)
            富士市 DMV実験と今後  (06/11)
  関連ホームページ:JR北海道DMV試験的運行について