#243 04.4.24

長崎電軌 新LRT 3001号の活躍近況


 長崎市の路面電車ファン崎戸秀樹さんより氏のホームページ新設を機に同氏より長崎電気軌道のLRT車3001号の活躍状況写真の掲載を了承されました。これを機会にご紹介します。 長崎電軌といえばワンコイン=100円という驚異の乗車賃は健在のようです。例によって、長崎電軌の路線図を自分のために作って勉強しました。(^^;)
 氏の情報によると、3001は本線・赤迫〜正覚寺下の1系統と赤迫〜蛍茶屋の3系統を主に走行しているようです。

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浦上車庫出庫シーン
JR長崎駅前電停にて (3001と1803)
3001形の車内風景 手前右の出っ張りは台車部分

崎戸秀樹さんはかねてより長崎電気軌道を主体にしたホームページ制作と聞いていましたが、このほど完成したようです、内容はLRT3000形を重点に各種車両の写真、イラストとデータなどたいへん充実しています。リンクをしましたからご覧下さい。

    参考 サイト: 長崎の路面電車ホームページ
    関連ニュース:長崎電軌 超低床車入庫情報と従来車両との仕様比較


#242 04.4.17

鹿児島 鹿児島中央駅前電停 完成情報


新JR鹿児島中央駅新設に関連し、1月に鹿児島市電駅前駅の付け替え工事の報告をしましたが、このほど黒瀬さんから完成新電停の様子と状況コメントを頂いたのでご覧頂きます。
  • 電停移設で新中央駅から距離的に近づいただけでなく、歩道のみで電停にたどり着け快適
  • 地下道は天井が高く、絵画などの展示スペースもあり、ゆったり・明るい空間になった
  • 駅ビルのオープンは9月とのこと
  • 電停ホーム幅は広くなり、駅名標や路線案内板も見やすいものになった
  • 電停は機能的改良に加え、軌道敷やホーム周りのスペースは色とりどりの花に囲まれ
    南国の陽気の下、色彩豊かな空間に生まれ変わった。
関連ニュース: 市電電停が新幹線駅前に移設された附:関連図 


#241  04.4.10

北海道 デュアル モード ビークル DMV 開発情報


 JR北海道がユニークな発想に基ずいてレールと道路の両モードで走れるデュアルモードビークル DMV なる車両を開発した。
 北海道は広大でな土地をもつがレールは疎らで、バスとの相互利用を図る必要が本州よりもっと切実と思われる。 この現実からJR北海道では3年前より双方向車両DMVの開発を進めていたが、このほど試験車が完成した。 デザインのとシステムの概要は下記の通りである。私見ではあるがこのDMVの将来は、路面電車を含めた鉄道について、その特長から地域鉄道や路面電車の切り札、再生主になりうる可能性があるし、製作費の低コストからは逆に現行路面電車の置き換えの動機になる可能性もありうると思うのでご紹介したい。 3年後を目処に実用化計画。
●全体システムの構成の特長
  1. GPSを利用した運転システムと保安システム
  2. 道路とレールの両方を走行する@ゴムタイヤ駆動システム、Aレールで案内され走行する前後ガイド輪システム、B道路からレールに乗る際に位置決めするガイドローラーシステムの3点から構成される車両
  3. 「道路←→レール」走行モード変換装置
●今後の計画
  1. 基礎試験・評価
  2. 降積雪地での問題解決
  3. プロトタイプの製作 (試験車両はバスの改造)
  4. 運行システムの開発
  5. 具体的な線区への適用

                    参考サイト:JR北海道

補足:公共交通利用者にとっては駅での鉄道・バス乗換はマイナス。これをうまく解決できれば利用者増は必至でしょう。その点からJR北海道のこの発案はけっこう期待できそうです。応援しましょう。
 情報をもたらされたO氏の続報によると、各地鉄道会社、バス会社、自治体からJR北海道へ問い合わせや見学がフィーバーしているらしい。 JR北海道もこれを受けて開発計画を前倒しする様子です。