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#197・ | 03.3.10 | |
函館市8100形 市中運行スナップ |
昨年4月より函館市交通局が更新低床車として8100形の営業を開始しました。その節には「函館市 交通局 8100形・画像・三元図・諸元」としてデータ中心に掲載しました。 そのときに生き生きしたライブ写真が無かったのですが、このほど札幌市の伊藤尚博さんから写真の提供を受けましたので掲載します。ニュースとまでは行きませんけど情報として興味深いのでご覧に入れましょう。 今年10月には「第6回路面電車サミット2003in函館」が函館市で実施されますので、見て、乗って、評価することができるわけで楽しみです。 |
シールドされた窓に部分低床車と車椅子対応の文字が。今もシールド方式でしょうか? |
乗降口の様子。さすがに段差は小さい。電動式渡り板が装備されている。 電停巾は車椅子には狭いかもしれない。 広電電停新規格の検討を してみてほしい 函館駅前電停にて |
改造車による部分低床なので低床部分が小さくなるのは仕方なさそう それでも真に低床部分が必要な方を考えると、目的は達しているはず |
低床部分の降り口ステップの様子。電動板が引き込まれている。 函館駅前電停 |
関連ページ:「函館市 交通局 8100形・画像・三元図・諸元」 |
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#196 ・ | 03.3.1 | |
JR西日本 吉備線、富山港線のLRT化を検討 |
中国新聞2/27版などによると、JR西日本は岡山県の吉備線(岡山〜総社)と富山県の富山港線(富山〜岩瀬浜)についてLRT化の検討をしていることを明らかにした。 JRと同一軌道幅なら郊外から市内に直接乗り入れでき、停車駅も増やせるから利便性が向上する。保守・整備面などで鉄道に比べて維持費が1/2とコストの抑制ができる。 JRは両市とも共同で具体的検討に入っている。 JRが鉄道を路面電車化した前例はないが、国土交通省は「ローカル線を活性化させる試みとして評価できる」と前向きに受け止めている。 |
館主としてはかってLRTについてこれほどの朗報は聞かなかったように思います。 各都市とも軌道延伸はなかなかたいへんですが、このJR案はJRも利用者も行政も3者がトクをする良案で「コロンブスの卵案」です。 実現こそ最大の評価です。 上記案もせっかくのチャンスを活かし市内への延伸検討もをされたいです。 この方式ならJR東その他に例題がいろいろ発見できるのではないでしょうか? |
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#195 | 03.2.19 | |
東京地区 全国路面電車ネット結成準備会報告 |
2月15日に公共交通としての路面電車関心者に関心の深い関係者の活動団体全国・路面電車ネット結成準備会の会合が実行され、その結果が特定非営利法人エコエネルギーによる地域交通システム推進協会のホームページにて公表された。結成については討議の結果承認された。正式発足は後日公表される。 「全国・路面電車ネット結成準備会開催のご報告」 同ホームページには同時開催の第6回路面電車フォーラムの報告もあります。 「第6回路面電車フォーラムが開かれた」 館主は出席することが出来なかったが報告を読む限りでは論議の中に「路面電車サミットと路面電車ネットとは屋上屋ではないか」の発言もあったようです。 私もこのことが気になりますので一つ提案してみます。 私の活動拠点広島市には路面電車を考える会と広島LRT研究会の二つの路面電車に関連する団体があります。 どちらにも関係していますが、路面電車を考える会の方は「路面電車や公共交通全般について講演会、調査、路面電車祭り等を通じ市民に路面電車など交通機関への理解と利用を促進する会として市民によく見える活動」をしています。 広島LRT研究会は路面電車を考える会に関連して発足したワーキンググループですが、「路面電車・LRTのほかバス等の公共交通全般について具体的提案を作成し、提案し、実現活動をする団体」と定義し、互いに補完する形で活動をしています。 私見ですが、路面電車ネットも法制面の整備促進や地位向上に重点において棲み分けを配慮しながら地道な実践活動に徹すると割り切れば、そういった心配も杞憂になるかと思います。 |
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#194急告東京地区 路面電車フォーラムと路面電車ネット結成準備会開催 ・ |
03.2.12 |
各地における路面電車関連フォーラム開催が盛んです。毎回お知らせしてきた川崎市商工会議所主催の路面電車フォーラムも今回は第6回目を迎えることになりました。 この度の集会の特別事項は「全国路面電車ネット(仮称)」なる組織の結成準備会を併せて開催する由です。 当ホームページでは発表が遅れましたが意義あることと考えますので関心を持たれる方はぜひご参加ください。m(_)m |
第6回路面電車フォーラムの開催と
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●主催者による開催主旨: 本フォーラムは、平成13年10月10日から平成14年11月13日まで、すでに5回開催して参りましたが、全国における路面電車の普及・促進に向けさらなる発展と飛躍を目指し、ここに第6回を開催いたします。 また、路面電車普及・促進の新法成立と、新設コストや既設路線の維持運営等に対する財源確保の様々な課題解決に関して、全国的に統一した活動を進めるべく各地の関連諸団体等に「全国路面電車ネット(仮称)」の発起人への参加をお呼びかけしたところ、多くの賛同が得られましたので、併せて結成準備会を開催する運びとなりました。 つきましては、ご関心のある多くの方々にご参集願えますよう、ご案内申上げます。 ●日時:2月15日(土)午前10時30分〜午後5時(10時受付開始) (交流会)午後5時30分〜7時 (予定) ●場所:東京・豊島区生活産業プラザ 8F 多目的ホール ⇒ 東京都豊島区東池袋1−20−15(пj03−5992−7011 ⇒ JR・地下鉄(丸の内線、有楽町線)西武線・東上線の各線、池袋東口下車 徒歩約7分) ■プログラム[予定] 1.第1部 各地域活動報告 【10:30 〜12:30】 (司会:佐 藤 修 氏 持続可能社会研究会) (順不同) ・福井市 ROBAの会 清水 省吾 氏 ・京都市 京のアジェンタ21フォーラム 松村 浩樹 氏 ・高岡市 RACDA高岡 武山 良三 氏 ・札幌市 LRT札幌 吉岡 宏高 氏 ・高知市 土佐電鉄の電車とまちを愛する会 浜田 光男 氏 ・岡山市 路面電車と都市の未来を考える会 岡 将男 氏 ・川崎市 交通ビジネス研究会 阿部 等 氏 2.第2部 シンポジウム 【13:30 〜15:45】 「路面電車新設・延伸へ取り組む実践的アブローチ」 (司会:中 川 大 氏 京都大学大学院 助教授) ・提案1 「法・制度の改正と財政措置を国に求めよう」 提案者 全国鉄道利用者会議 鈴木 一夫 氏 ・提案2 「路面電車の黒字経営にむけて」 提案者 持続可能社会研究会 宮本 岳史 氏 ・提案3 「都市の現況と路面電車走行空間の問題点」 提案者 くるま社会を問い直す会 杉田 正明 氏 3.第3部 「全国路面電車ネット〔仮称〕結成・準備会」 【16:00 〜17:00】 ・議 長 上 岡 直 見 氏 〔環境自治体会議〕 ・提案者 渡 辺 雅 樹 氏 〔持続可能性社会研究会〕 ・議 事 1)ネット結成の主旨・目的提案 2)活動方針 (案) 3)規約及び運営組織 (案) 4)質疑応答 4.交 流 会 【17:30 〜19:00】 フォーラムと同会場で開催 / 参加費 2,000円/名 ●定 員: 80名〔※ 次第資料準備の都合で事前にお申し込み下さい〕 ●参加費: フォーラム / 準備会資料費 2,000円/名 交 流 会 / 参加費 2,000円 主 催 全国路面電車ネット(仮称)結成準備会 (本フォーラムは、平成14年度の地球環境基金助成金を受けて開催致します。) ●申込方法 ご参加希望の方は、メール等で必要事項をお書きの上、下記申込み先までご送付下さい。(フォーラムだけの参加、第2部まで参加、交流会のみ参加も可) 以 上 《参加の問合せ・申込先》 川崎商工会議所 総合企画部 野口 〒210-0007 川崎市川崎区駅前本町11-2 電 話:044-211-4117 / FAX:044-211-4118 E-mail:noguchi@kawasaki-cci.or.jp 《フォーラム内容詳細についての問合せ先》 NPO法人/ エコエネルギーによる地域交通システム推進協会 内田 〒221-0865 横浜市神奈川区片倉1-17-310-302 電 話:045-481-6069 / FAX:045-481-6203 |
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#193 ・ | 03.2.9 | |
川崎市 交通ビジネス研究会が新LRTプランを発表 |
川崎市におけるLRT新線案といえば川崎商工会議所が推進を図っているLRTネット案が知られている。 川崎市の民間団体「交通ビジネス研究会」が川崎駅を中心とするLRT導入計画を案出し、「第10回かわさき起業家選抜」にて発表したものがこのほど日本起業家協会賞を受賞した。 この研究会のメンバーはJR関係者、私鉄大手関係者、商工会議所員等によって構成されている。 その路線案とは |
JR川崎東口駅前から市役所通り、富士見通り、労働会館前、追分交差点、新川通り、川崎駅前に至る4.1kmの環状ルート。 東京新聞神奈川版の情報によると、
関連ニュース:「川崎市 LRTネット建設案を商工会議所が策定中 (2000.2.6)」 私見であるが、民間人と言ってもやはり専門家集団なのである。 先年策定された川崎商工会議所案に比べて規模がはるかに小さいがその分実際的、現実的になった成案であろう。 LRTの新設には市民の理解納得が前提であるし採算も欠かせないのが難しいところ。 実現可能性がより大きい案であればまず実現してみせることが大事だし、期待して止まない。 この案でひとつ疑念が生じたのは、経費の中に「地代」が含まれていることである。こうした軌道式公共交通にまで法の被せをせざるを得ないのだろうかということである。 (2/24追記) 本件の提案団体交通ビジネス研究会」のホームページ「川崎の路面電車」をご参照 特記:このWEB中の「エイトライナー」は環状8号線の上空に高架鉄道を建設し、羽田空港−赤羽43kmを結ぶ計画、という大胆な提案でとにかく興味深いものです。 時間を都合してご一読を。 |