#199  03.3.29

広島市 横川駅前広電横川駅新電停が完成


 広島市の西北の玄関JR横川駅前広場の結節点改造工事はたびたび報じたが、3/28に広島電鉄の新電停というより新駅と言ったほうがふさわしい豪華な上屋式の新電停が開業した。 従来は国道54号線の真ん中に横川駅前電停があったため、駅前大通りの車の通過量が制限されていたが、これでかなり緩和されるはず。 国道混雑緩和のため、広島市、国土交通省整備局、広島電鉄、JR、地元商店街等が協議し駅前広場地区の整備を行っていたが、今回は駅前広場改造全計画のうち線路の付け替えと路面電車上屋設置工事が一足お先に完成した。
 今後は残り工事・・・JR横川駅の新築と改札口の移動、バス発着場の変更、駅前上屋の完成等まだまだあるが、04年3月に全部の完成をめざすことになる。
 引き続きJR新駅の改札口が移動するので、JRと路面電車間の移動距離はたいへん短くなり、横川駅の利便性が大きくアップするはず。

   関連ページ:広島市 横川結節改善関連工事スタート  

 出来上がった歩道上屋東部分(手前側)と、一段低いのが広電横川駅上屋。
広電上屋は大屋根式で30m長のホーム3本を備える。両脇ホームは降車用。真ん中ホームが乗車専用となる。
 3/27開所式に多くの関係者・市民が集まり自分の目と足で新ホームを確認していた。写真はJR駅より市内方向)
 広電の横川〜江波間の路面電車の切替は3/27の一番電車から行われた。午前中は完成記念イベントがあり、11時にはGreen Mover の貸切電車の出発式が行われた。
 新横側電停から都心の紙屋町を経て宇品線日赤前に直通する新系統Fの実現であるが、4月中には開通できる予想。
↑国道54号位置から駅広場へ真っ直ぐ延伸した
02年11月30日 延伸工事を始めた頃 従来路線は国道に沿って右に曲がってその先に電停があった。      (Photo:高山 望)
03年2月23日 新電停と隣接舗道上の上屋工事が始まった。 突き当たりはJR横川駅。 (hoto:高山 望)


#198  03.3.20

神戸市 旧神戸市電が広島電鉄より里帰りし保存


 1971年3月神戸市電廃止のとき広島電鉄が29両を購入し広島市内にて再稼働していた。 このたび神戸市の愛好家から1103号を保存展示の要望を受けて、神戸市交通局が広島電鉄に譲渡を要望したものを広電が受け入れ里帰りが実現した。1103号は神戸市交通局が54年6月に製造した最後の車両で広電にも同形式は1両のみ現存し休車中であった。 中国新聞によると95年1月の阪神大震災の際には、発生直後から15日間、当時運行していた神戸出身の他と14両と共に、車内に募金箱を設置。計131万円を集め、被災者支援に送ったというエピソードも持つ。

 車両は広島電鉄にて外装と内装とも化粧直しをされた後、江波車庫より3/18夜9時出発、道路制限上から途中1泊の後3/20日神戸市に到着予定。 設置場所となるのは神戸市兵庫区神戸市営地下鉄御崎公園駅近くの神戸ウイングスタディアム隣接地。市電時代のレールや敷石を使った展示スペースを建設中で3月内には除幕する予定。

 上は広島電鉄江波車庫にて積み込み作業 下は2/18深夜トレーラにて
 搬送中の様子
  写真はいずれも石崎達也さん撮影  路面電車撮影日記サイト
上と下図は 神戸市展示場所情報

#200 03.3.31

神戸市 旧神戸市電里帰り定置除幕式を挙行した


3/28に神戸ウイングスタジアムにて神戸市電1103の里帰り披露式が行われました。
当日は交通局長や市会議員などの来賓や地元幼稚園児などの招待などで盛り上がっていたとのことです。
スタジアムについて↑上の説明図も併せてご覧下さい。

下記3枚の写真はひろさんのご提供のものです。m(_)m  
1103号は立派に次の務めを果そうとしていますね