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#574 2009.12.28

富山市 富山地鉄 市内電車環状線 開通! 


富山地鉄の市内環状化線の新設については幾度も報告しましたが、予定通り12/23新車セントラムの発車式を迎え、開通を祝いました。

建設手法は富山市が新車「セントラム」やレールなどの施設を管理し、富山地鉄が実際の運行を担当する上下分離方式にて建設され運用もされる。

丸の内〜西町の新線区間940mを含む環状3.4kmを最高速度35km/h、平均速度約10km/h、約20分で一周する。2編成で運行するので、概ね10分間隔の運行になる。新ルートは単線のため走行ルートは下図のように反時計回りの一方通行である。

運賃は一律200円(小人100円)で、富山地鉄市内電車と乗り継ぎが出来る

発車式式典は関係者のくす玉割りにて無事行われた。
写真のポートラム側面のラッピングは協力された方々のメッセージが貼られている。
企画の積極的推進者森富山市長が
テレビのインタビューに答える

トランジットモールのような賑わいとなった
大手モールの様子

試乗会は長蛇の列

総曲輪フェリオの前にできた
グランドプラザ前電停
              (Photo:全部RACDA高岡 松原光也さん によります)



関連ニュース:新環状線のLRT セントラムのデザイン (10/29)



#573 2009.12.14

伊予鉄市内線 WIMAX(ワイマックス)の配信実験


最新の無線通信技術に各国が力を入れている通信技術にWIMAX・ワイマックスがある。この技術は今の光・メタル回線の利用が困難な地域で、中長距離エリアを、回線無し・高速でカバーするインターネット技術である。近年はワイマックスを利用して高速移動体通信用規格も作成されつつあるようである。

早速この技術を利用した路面電車への実験が始まった。

四国総合通信局は12/5〜1/末の期間、ワイマックスを利用して、伊予鉄道の市内線電車内に設置したワンセグテレビに映像を配信する実験を行い、乗客の反応や映像へのニーズなどを調査する。

実験では3台の電車にモニターを設置し、店舗紹介や観光情報などを配信する。実験の目的には「走行中の電車に画像が鮮明に映るか?」という目的もあるという、先駆的な実験である。
                (Photo:愛媛新聞)



#572 2009.12.7

富山市 環状線用セントラム 習熟運転開始


12月23日開業が決定している富山市環状線のセントラムの昼間の試運転・習熟運転がこの2日より始まった。丸の内〜西町の新線区間940mを含む環状3.4kmを最高速度35km/h、平均速度約10km/h・約20分で一周する。2編成で運行するので、概ね10分間隔の運行になる。新ルートは単線のため走行ルートは下図のように反時計回りの一方通行である。

運賃は一律200円(小人100円)で、富山地鉄市内電車と乗り継ぎが出来る。

車体の色は白・銀・黒の3ベースある。 富山城をバックにゆっくり走行
                              (Photo:読売新聞)

           関連ニュース:新環状線のLRT セントラム と命名 (10/29)



#571
2009.12.1

「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会 in 東京」 開催


2005年より宇都宮、京都、横浜で開催された「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」が、今年は首都東京で開催される。今年のテーマは、全国各都市の連携」。大会の趣旨に賛同する各都市の市民、企業、行政、学識者や専門家など、幅広い層からの多数の参加者が一堂に集まる本大会を契機に、参加者各々が課題を共有し、共に考え、連携を図ることで、「人と環境にやさしい交通」の実現に向けた、大きなウエーブを作ることを目標にしている。

  

第4回「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」 in 東京
   〜地域連携で動き出す、みんなの交通まちづくり〜


●日 時:2009年12月5日(土) 9:00〜17:30 

●場 所:東京大学/本郷キャンパス 工学部14号館、2号館   
             文京区本郷7−3−1
         
●メインプログラム:
  • 研究発表大会  工学部 14号館 (一部、2号館) 9:00〜12:00 
     交通やまちづくりに関する研究、地域の取り組み、国内外の情報など発表 

  • ワークショップ @Aは並行開催 工学部2号館 12:30〜14:30

      @人と環境にやさしい交通を提供する企業の取り組み
               コーディネーター 須田 義大 (東京大学教授)

      A人と環境にやさしい交通の実現をめざす地域の取り組み
               コーディネーター  宇都宮 浄人 (エコノミスト)
      
  • 人と環境にやさしい交通をめざす全国フォーラム 工学部2号館 15:00〜17:30
             〜地域連携で動き出す、みんなの交通まちづくり〜

    基調講演:森 雅志 氏 (富山市長)
            「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」

    パネルディスカッション コーディネータ 原田 昇 氏 (東京大学大学院教授)
                    パネリスト   森 雅志 氏 (富山市長)
                             佐藤 栄一 氏 (宇都宮市長)
                             高野 之夫 氏 (豊島区長)
                             神津 カンナ氏 (作家・評論家)
                             三戸 裕子氏 (作家)

  • 人と環境にやさしい交通をめざす」交流・交歓集会 (会費制) 
                          生協第2食堂 18:00〜19:30
        ※翌日の12月6日(日)には、連携都市におけるイベントを開催予定

●同時開催
     写真展「LRT・BRTが走る街」・・世界の最新車両の写真展示
           [工学部2号館大講堂正面ホワイエ]

     LRTデザインコンテスト2009 入選作品展示
           [工学部2号館大講堂正面ホワイエ]

●参加費:無料

●主 催 :「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」 実行委員会       

    ★大会ホームページ www.yasashii-transport.net



#570 2009.11.27

番外編 館主山根政則が 朝日新聞に紹介されました


去る10月30・31日LRT都市サミット2009が広島市にて開催され、館主もパネリストとして出演ししたことは先般ご紹介しました。実はその翌日、朝日新聞広島総局の記者さんから、「広島生まれの被爆者である山根さんを『被爆から64年〜聞きたかったこと』として採り上げたい」との慫慂を受け、取材されました。

記事が出ましたが、標題は「路面電車から祈りたい」となっております。やはり15年前に東京から故郷広島市にUターン後、一貫してLRT・路面電車の市民活動をつづけたことが目を引いたのではと感じました。

当館の本来のニュースに比し、この情報はあまりにも私的なので気が引けます。でも開設後13年近くを経ました当館の、制作者をご紹介もこの際ありかなと考え直し、記事を引用掲載致します。 何かご理解の足しにとご納得頂ければ幸です。m(_)m


関連ページ: LRT都市サミット 2009 in 広島



#569 2009.11.22

広島市 今年の第14回 路面電車まつり は
      LRT都市サミットに合わせて秋に共催 


広島市の路面電車まつりは例年6月10日(ろでんの日)前後の日曜日に合わせて行われるのが慣例です。しかし今年第14回は「LRT都市サミットin広島」が10月30日(金)、31日(土)に開催されたので、広島電鉄と支持団体は今年に限り、サミットの翌日11月1日(日)の共催とした。

天候は朝から曇りで来場者を心配したが、例年より減ったものの1万1000人の来場者を集めた。 感心したのは最盛時の11時頃、にわかに強い雨が降り始めたにも拘わらず、来場者は屋内に雨を避け、小やみになったらまた見学を始めたのを観察できた。この様子を見て、路面電車まつりが市民に定着したことと受け止めた。

朝10時開門。長蛇の列に見守られて、
少年・少女代表がテープカット

電車マスコットキャラクターに、昨年から
PASPYキャラクターが登場(解説は下記)

入口に置かれたGreen Mover 5001は
サッカー・サンフレッチェ塗装にてお迎え

方やGreen Mover max5109はプロ野球
広島カープ塗装で人気を二分している

広島文教女子大のお姉さま達が指導して、
ミニ電車工作で切り張り色つけに夢中

いつも大人気の実物大運転台。ハンドル・
ブレーキを操作すると、窓前の車輪が動作


2008年に発行された広島県地域のICカード。
広島市内バス会社や福山市のバス会社等、
県域全般に適用。広島電鉄は08年の一部使用
から09年には全面適用。JRは適用外。
適用範囲は目下拡大中。
名前はくまぴー 中国山地からこっそり
降りてきたスパイのツキノワグマ。
PASPYのマントを羽織っていて、どんな
ところへも飛んで行きますサングラスの下は
つぶらな瞳をしています