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#870
2015.9.28

富山市 路面電車を舞台にしたミュージカルを上演  


富山・富山城址公園芝生広場特設ステージで今年10/10、10/11に開催される野外音楽イベント『BEATRAM MUSIC FESTIVAL 2015』は今年は第4弾となる。4回目を迎える今回は「旅」をテーマに掲げて開催される。

今年のイベントのテーマは、富山市内環状線の路面電車内が舞台の主役を務める

今回発表された出演者は、10/10に出演するカルメラ、小島麻由美、POLTA、10/11に出演するWienners、四星球、やまも、RED JETS、LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERSの8組。今後も追加出演者の発表を予定している。

開催日詳細:
2015年10/10日(土)、10/11日(日)
OPEN 10:30 / START 11:00
会場:富山県 富山城址公園 芝生広場 特設ステージ、 富山市内環状線 路面電車内 トラムステージ

料金:
一般 1日券6,500円 2日間通し券10,000円
中高生 1日券3,500円 2日間通し券6,000円
       (チケットは現在販売中)

音楽祭の今年のテーマは「路面電車」なのだ!

 出演者の、この楽しそうな顔!

主役はこの人「小島麻由美」さん!

館主感想:
 さすが路面電車先進都市・富山市。市が毎年実行する秋のイベント・音楽祭の今年のテーマは路面電車だそうです。さすがですねー。脱帽しました。(^_^)


#869
2015.9.21

浜松市 LRTを軸にした新交通体系を市民が提案 


 浜松市への路面電車導入を訴える市民団体「浜松都市環境フォーラム」は、LRTの運行を軸にした新しい交通体系案をまとめた。周辺の4市1町でLRTと遠州鉄道、天竜浜名湖鉄道、バスが連携して一体的に運営する。国が進める「地方創生」の波に乗ろうと9/12、市や市民へ提案された。

 目玉のLRT整備は、JR浜松駅から都田地区や雄踏地区などを結ぶ5線(総延長42.6km)を想定。車を運転できないお年寄りや観光客の利便性向上、道路の渋滞解消などに期待をかける。営業損益は年27億円の黒字を見込み、LRTにより余剰となるバスは公共交通が不便な郊外や中山間地に振り向ける。

 フォーラムは海外や首都圏・関西圏の観光客を呼び込むために他の事業者との協力が欠かせないとして、浜松、磐田、湖西、袋井の四市と森町にまたがる「西遠都市圏」に注目。一つの乗車券と運賃制度で利用でき、天浜線には自転車をそのまま持ち込めるサイクルトレインを走らせる「運輸連合」を構想した。内田宏康代表(70)は「圏内住民の97%は域内で移動し、競合が少なく事業者を集約しやすい。鉄道やバスは赤字の路線を抱えており、新しい発想が出やすくなる」と意義を強調する。

 これらの案は、9/12に浜松市勤労会館で開かれる地方創生市民シンポジウムで発表。石破茂・地方創生担当相が特別講演するほか、2016年度のLRT着工を目指す宇都宮市の荒川辰雄副市長らも参加し討論す。


館主感想:
 浜松市では、内田宏康氏を中心とした「浜松市都市環境フォーラム」なる組織を結成し「浜松市にLRT」をの活動を開始されたのが、今を去る12年前/2003年だったと思われます。  市にとってはなかなかの大企画なので、市民から数年毎に市に提案活動をされた様子でしたが、そうそう容易に実現はしない様子でした。
 いままでの提案に比し、この度のご提案が一番説得力がある改訂版であることを館主が証言します。(^^;)
 このたびは石破茂・地方創成大臣やLRT建設に情熱を注ぐ宇都宮市の副市長さんを招いての講演・討議の会を催すのですから、浜松市側の実現度・情熱も高まっているに違いありません。 LRT新設都市への応援をぜひぜひ継続しましょう。 (^_^)
   内田さん! 「今度こそ」ですね。
 



#868
2015.9.14

札幌市 市電ループ化 ・ レール敷設が急ピッチ 


札幌市中心部の札幌駅前通で、市電の環状(ループ)化に伴うレールの敷設工事が本格化している。年内開通に向け、車や人が少ない夜間から早朝にかけて急ピッチで作業が進められている。

敷設工事は8/21に始まった。作業員が枕木を取り付けた長さ12mほどのレールを路面に敷き、ボルト止め。周囲に砕石を敷き詰め、アスファルトで舗装する。札幌市都市交通課は「10月初旬にはレールの敷設を終え、11月には試験運行を始めたい」としている。

札幌駅前通りに敷設される市電のレイル。
中心部に新たな賑わいを生み出すことが期待される

関連ページ:軌道建設の業者を決定 年内に開通

館主感想:
 札幌市には何回か行きましたけど、路面電車ファンとしては、肝心の都心への軌道がループ化されないでちょん切れているのを実見し、そのつど落胆していました。が、とうとう夢が新正月にでも実現が約束され嬉しいですね。(^_^)   それにしても「お待たせが長かった」ですね。




#867
2015.9.7

大阪市 都会の秘境駅・阪堺電軌住吉公園駅を廃止 


 阪堺電気軌道は8/28、上町線の終点駅である住吉公園駅を廃止し、同駅と住吉駅間の路線(約200m)の廃止を国に申請したと発表した。廃止予定日は来年1月31日で、運行最終日は1月30日となる。

 阪堺電軌によると、住吉−住吉公園駅間の線路は敷設から60年近く経過し、改修が必要となっているが、数億円規模の費用がかかることから経営的な判断で廃止を決めたという。

 住吉公園駅は大正2年に開業。南海電鉄の住吉大社駅に隣接している。阪堺電軌によると、最盛期の昭和30年代には最短1分間隔で列車が発着。1日に約200本の電車が運行されていたが、利用客が年々減少していた。

 平成26年3月のダイヤ改正で、住吉公園駅発の電車は平日5本、土休日4本に減便された。現在の1日乗降客数は70〜100人という。

南海電鉄のガード下にひっそり建つ住吉公園駅
右から書かれた駅名が歴史を感じさせる

館主感想:
 実は、館主は阪堺線には一通り乗ったつもりでしたが、住吉公園駅存在の記憶はありません。  それにしたも路面電車の乗客数って時代とともに変わるものですね。(^^;) 阪堺の上記実情を知れば、むしろ「阪堺電軌はよく頑張って維持してきたものだなあ」という感慨を得ました。m(._.)m



#866 2014.8.31

鹿児島市 第12回全国路面電車サミット2015in鹿児島 実施計画


 全国路面電車サミットも今度の堺鹿児島大会にて12回目となりました。前回の11回大会は2012年11月の大阪・堺大会ですから鹿児島大会は3年ぶりということになります。 思えば1993年・第1回札幌大会より22年目。よくぞ途切れず継続できたものよと、各地区の開催当事者のご努力に敬服し感謝を致します。

 各位にとっては遠隔地になる方もいらっしゃるでしょうけど、旅行も兼ねて楽しく、期待をしながらできるだけ参加いたしましょう。



日 時・場 所 時   間       内    容・場所詳細
1日目 10月23日(金)
   新交通局
    昼 新交通局にてオープニングセルモニー
東急 REIホテル、首長会議
(鹿児島中央駅近辺、新交通局から路面電車10分)
2日目
10月24日(土)
   新交通局
10:00~15:00 「ゆうゆうフェスタ」自由見学 
 (市電2系統郡元行き)神田電停
 場所:新交通局(鹿児島市上荒田町 Tel 099-257-1111)
ホテルタイセイアネックス 18:30~20:00 路面電車サミット懇談会 参加費4,000円
ホテルタイセイアネックス 市電2系統郡元行き/高見橋電停
(鹿児島市中央町4-32 Tel 099-257-1111)
路面電車展示  9:00~17:00 維新ふるさと館 (懇親会場、LRTサミット会議に近接)
鹿児島の歴史が一目でわかる、路面電車写真展示、
鉄道車両絵(冨吉郷太)も展示
3日目
10月25日(日)
路面電車サミット本会議
 9:30~13:00 天文館ビジョンホール 8f 
(市電2系統鹿児島駅前行)天文館電停
(鹿児島市東千石町13-3 VISION BILD 099-292-8500
参加費:資料代1000円、受付9:30から、当日参加も大歓迎

9:00 開場
9:35 LRT議連国会議員あいさつ(LRT議連国会議員)
   事業者代表挨拶(鹿児島市交通局長)
9:40 芝生軌道紹介(鹿児島市公園緑化課
10:00 路面電車ネットワーク、愛好支援団体それぞれの近況報告
    各団体報告 3-5分×最大20団体、
    パワポ使用、最大60分
11:00 休憩10分
11:10 「路面電車走れば」
     (演奏:シンガーソングライター高橋涼子さん)
11:30 全体意見交換会
    司会  宇都宮浄人(関西大学教授)
    コメンテーター 服部重敬
             (一般社団地域公共交通総合研究所研究員)
13:00 サミット宣言(実行委員長)、
    閉会のあいさつ(副実行委員長)

 申込方法: NPO法人公共の交通ラクダ まで
           090-3743ー4778
 
 問い合わせ先と事務局ホームページ: okj165@poppy.ocn.ne.jp  RACDA岡将男
                            nqk55048@nifty.com   RACDA掘脇正信



#865
2015.8.24

長崎市 路面電車100年 記念の花電車を運行  


長崎市内を運行した花電車。 今年秋に迎える長崎市の路面電車の開通100年を記念して、長崎電気軌道は8/17まで、花電車を走らせた。

花電車は2006年以来、9年ぶりで、今月1日から1日3回運行。車両の前方と後方に同社の公式キャラクター「ながにゃん」の顔をあしらい、夜はまばゆい電飾が沿線を照らしていた。  11月も1日から開通記念日の16日まで運行する予定。

同社経営企画室長の松坂勲さんは「100周年を迎えることができるのも市民の方々のおかげ」と話している。

車体前方には「ながにゃん」がしっかり見張っている

館主感想:
 近年は、日本中あちらこちらの都市が、路面電車100周年を迎えているようですね。
 100年昔といえば1915年。当時の日本は、ロシヤとの国の運命を賭けた「日露戦争」に大勝した結果、国内の空気は自信に溢れたことでしょう。 産業も八幡製鉄所(今の新日鐵)の創業や水力発電所の建設が進むという、意欲に溢れた日本でした。文化では夏目漱石の「坊ちゃん」が刊行された頃です。こういう時代でしたから、日本中各都市では、新エネルギーの「電氣」を利用して都市の交通革新を図る路面電車が、各地に誕生したのではないでしょうか? なにごとにも流行というものがるのでしょうね。(^_^)


#864
2015.8.17

福井市 福井鉄道が 「青いフクラム」 の運行を開始  


全長約27.1メートル、幅約2.6メートルの3両編成で定員155人。LRVを多く手掛ける新潟トランシス製で、連結器を持たない連接構造が特徴。2013年3月運行開始の一次車を基に昨年6月から製造を始め、2月上旬に同社へ搬入された。二次車製造にあたり、運転席の操作パネル配置や客席クッションの柔軟性などマイナーチェンジを施したという。

車体色は一次車とは異なり、青とグレーのツートンカラー。同社鉄道部の阪下利充さんは「一次車導入時に一般投票でオレンジ色とグレーのツートンになった経緯がある。『二次車も同じ色にして保守コスト低減を』『一般投票の候補に挙がった赤色に』など社内で意見があった中、行政サイドから『青色はどうか』と提案が来た」と話す。青色は同社800形など低床車両で使われている色でもあり採用に至ったという。

同形車の愛称は、「福井+トラム(=路面電車)」「(夢や幸せが)膨らむ」などの意味を込めた「FUKURAM(フクラム)」。運行ダイヤが直前に確定するため、同形車導入前に比べ電話問い合わせが増えたという。「週末、学校の長期休暇中などは特に多い。本社だけでも月平均4~5件は問い合わせがあるのでは」と阪下さん。

2016年度末までに2編成を追加導入し、並行して昭和30年代製造の大型車両「200形」2編成を順次廃車にする。阪下さんは「大名町交差点(福井市)、三十八社駅付近(同)、日野川橋りょう(越前市)などで200形を撮る『撮り鉄』の方を多く見掛けるようになった。撮るだけでなく、できれば『乗り鉄』にもなっていただき福井鉄道の魅力を感じてもらえたら」と話す

今回動き始めた「青いフクラム」号

全国の鉄道愛好家で作る「鉄道友の会」選定の「ローレル賞」を受賞した前作のF1000形

     参考ページ: 福井鉄道 FUKURAM がローレル賞受賞

館主感想:
今回のニュースは今春のニュースで少し旧くなりましたが、路面電車についての知って頂きたい良いニュースなので掲載しました。
 福井鉄道・・・着々というか頑張っていますね。(^_^)
利用者である市民の眼からは 「オッ! 新車じゃないか! キレイだな。写真を撮ろう。乗ってみようか!」  ・・・これは遠い昔、広島電鉄にグリーンムーバーの新車がドイツから初入荷したときの、私たち市民の嬉しい感想でした。(^_^)


#863
2015.8.10

広島市 焦土の広島で3日目に電車が走った!  


 今週号は館主の特別の想いで編集したものをご紹介する号です。
広島市に世界初の原子爆弾が投下されたのは、1945年8月6日午前8:15分のことです。当時館主は中学2年生でしたが、食料不足を補うため学校の命令にて、広島駅北=爆心地から2kmの畑の草抜き作業に行き、原爆に会い、顔・肩・背中に火傷を負ってしまいました。

 今年は被爆後、ジャスト70周年に当たりますが、私も広島市居住時代には毎年原爆式典に出席しておりました。が、ここ宝塚市に転居してからは、いつもNHKの生中継を観て共鳴し、あのときの苦しさを再体験しながら、黙祷時には涙を流し、礼拝を続けております。

 想起しますと、当時の広島電鉄は男子社員の運転手が兵隊に取られたため、「広島電鉄家政女学校」というものが御幸橋近くに設立され、17~18歳くらい?の女性が運転手を務めていたのを想い出します。 そして広電の乗客は勤労者優先なので、我々中学生は乗車禁止。電車を横目に見ながら登下校をしていました。

 自宅は市の東北2.8kmでしたので今回のご報告の、広電が3日目に動いた情報は知りませんでした。なにしろ火傷の手当に母親にごま油を塗って貰い、床について何日間は休んでいましたから・・・。

 それにしても、何故広電は被爆後3日にして動かせたのでしょうか? 伝えによると、広電宮島線廿日市駅にある広電用の変電所が大丈夫なことを確認しし、それなら市内電車架線への送電を再開すべしと、社員達が大急ぎで修理し、送電を再開できたことによるものだった、・・・と記憶しています。

 その後は私の火傷も順調に回復し元気に、普通生活に戻りました。 1994年に企業を退職してからも、2000年頃からか広島市の依頼を受け、原爆被災体験の語り部を務めておりました。 今は宝塚市に転居して、年齢も80歳を越えておりますが、あの原爆の悲惨さを回顧するたびに、非戦の誓いを改めて認識し、機会がある毎に体験談を皆様に伝えております。


 情報によると、本日8月10日(月)夜7:30からNHK総合にて「一番電車が走った」という標題で、この3日目に走った広電の頑張りがドラマになって放映されるとか。 ・・・一緒に見ましょう。

 本日は、山根の随分個人的な想いをホームページにしてしまいました。初めてのことです。  でも、この出来事だけはどうしても皆様にお伝えしたいことなのでした。ごめんなさいね。m(_)m

1945年8月6日原爆による焼失地域(赤色・半径約2km)と広電路線図
マル紫は焼失後3日目に動かした3電停です

被爆後3日目に動いたといわれる広電500形



#862
2015.8.3

宇都宮市 LRT計画:3セク方式で 関東自動車と  


宇都宮市が進めてきたLRTの導入計画で、同市の佐藤栄一市長と延伸先の芳賀町の見目匡町長は28日記者会見し、官民が連携する第三セクター方式での運営会社を設立する方針を表明した。運営会社の公募に唯一応募した関東自動車(宇都宮市)にはこの日、運営主体として採択しないことを通知した。

会見で佐藤市長は「運転士などの確保策が不明確で、リスク分担が限定的な内容」と関東自動車の提案を不採択とした理由を説明。「公募を通じ、民間事業者だけでは難しいことが分かった」として、行政が主導して新会社を設立する方針を示し、関東自動車には引き続き、LRT計画への協力を求めるという。

新会社の出資比率は未定で、今後の検討課題となる。また、見目町長は「民間の運営が理想との考えは変わらず、事業が軌道に乗れば、少しずつ民間に任せていくことも考えられる」との認識を示した。

同市は早急に新会社の設立案を練り、9月定例議会で議論に臨む予定。

また、この会見を受け、市議会の統一会派「フォーラム・未来」はLRT計画の再検証などを求める抗議文を発表した。再検証の必要性について佐藤市長は会見の中で「官民連携すれば、クリアしなければならない課題を整理した上で十分にやっていける」と事実上否定している。

会見する佐藤栄一:宇都宮市長(右)と見目匡:芳賀町長(左)


館主感想:
 気を揉んでいます宇都宮市のLRT計画。 やっと佐藤宇都宮市長の建設・運用方式と決意が公開されました。
 大きな流れとしては館主も大賛成ですけど、実現に至るまでにはいろいろの難関を越えるためへ工夫の必要があるようで、たいへんに御苦労さまです。m(_)m