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#844
2015.3.30

札幌市 軌道敷設の業者を決定 年内に開通  


札幌市は3/25、深刻な人手不足の影響で入札の不成立が続き開通が遅れた札幌市電のループ化の本体工事のうち、残る軌道敷設について札建工業と随意契約を結ぶことを決めた。3月内にも着工し、年内に開通する見通しとなった。開業遅れに伴う負担増は7千万円近くにのぼる。

市によると、軌道敷設は3/5以降、3回の一般競争入札でいずれも予定価格を上回ったため、市の制度に基づき入札に唯一参加していた札建工業と見積もり合わせを行い、随意契約を決めた。契約額は2億8890万円で、工期は着工日から270日。 

札幌市電の路線図。西4丁目~すすきの間を
短絡する軌道を新設し、市電のループ線化を図る。
 札幌市電ループ化の完成イメージ。西4丁目~すすきの
の間を短絡する複線軌道を歩道側に敷設する。

館主感想: 
札幌市電のかねてよりの課題=軌道ループ化がいよいよ実現することになりましたね。長く待ちましたけど、年度内完成と決まればやっと安心です。(^_^) ・・・実の工期はたったの270日なんですね。(^^;)



#843
2015.3.23

岡山市 豊橋鉄道と路面電車協力で活性化を推進  


電車事業などを展開する岡山電気軌道と豊橋鉄道は、岡山市にて、路面電車を通して互いの地域活性化に協力するなどとした覚書を締結した。

締結後は、熱々のおでんやお酒が楽しめる豊橋鉄道の冬の風物詩「おでんしゃ」が岡山市内を運行。父親と参加した岡山県赤磐市の高校1年長砂亮也さん(16)は「おでんがおいしかった。向き合いながら食べて、多くの人と会話ができた」とうれしそうに話した。

交流を深め、両社の乗客や観光客を確保することが狙い。締結式には両社の社長らが出席し、地域物産の紹介や路面電車のイベントを協力して開催することなどを確認した。

岡山電気軌道の小嶋光信社長は「お互いのノウハウを活用したい」。豊橋鉄道の伊藤正雄社長は「今度は岡山のワイン電車を豊橋でも実現したい」と意気込んだ。
 

 岡山電軌が豊橋の路面電車の冬の風物詩「おでんしゃ」
を再現して、乗客達はおでんやお酒を楽んだ。 (^_^)   

館主感想: 
面白いアイデアが誕生するものですね。感心しました。(^_^)



 当館の開設はトップページに記載されているように1997年3月1日ですから、本月でちょうど18年を経過したことになります。この18年間トップページのデザイン、各ページのデザインとも最初の形態を維持して、本日に至っております。
 はやり?のフェイスブックスタイル等にも見向きもせず頑固に守ってきたことはどうのように理解されているのでしょうか?  多数の愛読者に見守られながら、ともかく本日まで来
られたことに感謝致しております。

#842
2015.3.16
3/23新写真!

富山市 新電停富山駅が3月14日に誕生した  


 3月14日に北陸新幹線が金沢駅まで延伸し、開業したのに合わせ、富山駅も新幹線駅が同時開業になった。 新幹線富山新駅稼働に合わせ、新駅高架下に乗り入れる富山地方鉄道の路面電車の新電停「富山駅」が誕生した。新電停も北陸新幹線開業に合わせ、3/14の始発から稼働を開始した。

 3/13には北川イッセイ国土交通副大臣や石井隆一知事ら関係者約160人が出席して開業式典があった。森雅志富山市長が「富山百年の計。新駅が完成し、感慨深い。高架下がおもてなし空間になるようにしたい」と語り、富山地鉄の桑名博勝社長が「鉄軌道王国として富山を発信したい」と式辞を述べた。式後、環状線を一周する記念乗車会を実施した。

 新駅は、富山駅前中央交差点から160m北側に線路を延伸させた新幹線の高架下にある。富山市は4、5年後をめどに新駅を通る市内の路面電車の南北接続を目指している。

新幹線「富山駅」に乗り入れを始めた富山地鉄LRT
              (函館市:中里さん撮影) 新写真です
 新幹線「富山駅」の乗換電停  (函館市:中里さん撮影) 新写真です


館主感想: 
嬉しいニュースでしたね。館主も富山市の路面電車がますます市民に便利と自覚され、利用者が増えることを願っております。(^_^)



#841
2015.3.9

広島市 広島電鉄電車まつり 今年は6/7に開催  


。広島電鉄は6月7日、「路面電車の日」(6月10日)の関連イベント「第20回路面電車まつり」を、広電本社前停留場近くの千田車庫にて開催する。開催時間は10時から16時まで。

開催内容は例年の様式に従い、車庫や変電所施設、運転士訓練施設の公開、超低床車両と在来車の床下を見ることができるピット見学、「大正形電車」や「ハノーバー電車」、「1000形グリーンムーバーレックス」の展示、グッズや中古部品の販売などが行われであろう。

   関連ニュース: 1997年6月11日・第1回広島電鉄路面電車電車まつりの様子 

 広島電鉄は3月1日から、1000形電車「グリーンムーバーLEX」の1008号編成の営業運行を開始する。車両の仕様はこれまでに導入した1000形と同じ。
 「グリーンムーバーLEX」は3車体2台車連接構造のLRT。2013/2から1001・1002号編成の営業運行が始まり、2014/2には1003~1005号編成が増備された。今年は1/11から1006号編成、2/1から1007号編成の運行が始まっている。

館主感想: 
懐かしいですね。実は館主が1996年に広島市にて「路面電車を考える会」の事務局を承り、全国の路面電車現役都市の代表に広電本社会議室にお集まり頂きました。そのときご提案したのが語呂合わせで[路面電車≒ロテン≒6/10]とこじつけて、”全国一斉に6月10日前後の日曜日には市民に路面電車の積極的利用イベントを一斉に開きましょうよ”とご提案したのでした。出席代表の方々には異議無くご賛成頂き、その翌年から、上記「関連ニュース」のような様子にて、全国的に実施され、今まで続いているようですね。今となってはとても嬉しい想い出です。(^_^)



#840
2015.3.2

神戸市 都心再生へLRT導入など 15年度予算案 


16日に発表された神戸市の2015年度当初予算案では、三宮など神戸の玄関口の将来像を描くため、具体的な課題の検討に入る方針が示された。市役所庁舎など行政施設の集約による再整備事業用地の確保、歩行者の回遊性向上、都市景観の保全-。地元の住民、企業との会議や市民イベントで集まった意見を反映したメニューがずらりと並ぶ。

新神戸や神戸ハーバーランドなど都心の各スポットを結び付けるための検討も始める。三宮とウオーターフロント、旧居留地をつなぐ場所にある東遊園地は、改修などの活性化策を模索。新神戸から北野、三宮への経路の歩きやすい空間づくりにも取り組む。

景観面では規制やガイドラインの在り方を見直す。14年度に民間から事業提案を募った次世代型路面電車(LRT)などの導入や、車線規制の社会実験を実施した元町・スクランブル交差点周辺の歩道拡幅は、引き続き実現可能性を調べる。

15年度予算案につながるさまざまな課題が洗い出された「神戸の都心の『未来の姿』検討委員会」と「三宮構想会議」は、秋ごろまで続く見通し。市は議論を取りまとめて「将来ビジョン」と「基本構想」を策定し、各事業の検討を本格化させる。

都心再整備の対象になる神戸市三ノ宮駅周辺 

館主感想: 
 現在宝塚市に住む館主の都合を申せば、神戸市内小移動にはLRTこそ打ってつけですね。広島市では現在も広島電鉄にて、旧神戸市電2両が、緑色のままの車体に神戸市電のロゴをそのまま付けて、適時働いているようです。(^_^)



#839
2015.2.23

全国版 政府はLRT導入計画の比率をアップ 



政府は、「交通政策基本計画」を閣議決定した。

交通政策基本計画は、交通政策基本法に基づき、交通施策に関する基本的方針、目標、政府が総合的かつ計画的に実施する施策などについて定めるもの。2013年11月に成立した交通政策基本法に基づき、交通政策の長期的な方向性を踏まえ、政府が今後実施する交通に関する施策について定めるもの。今回の計画は、交通政策基本法成立後、最初の計画となる。

今回の計画の期間は2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を見据え2014年度を初年度とし、2020年度までとする。

クルーズ船で入国する外国人旅客を2013年の17万4000人を100万人に増やす。

また、バリアフリー化を促進するため、ノンステップバスの導入割合を2013年の44%から70%に引き上げる。主要鉄軌道駅の段差解消率を100%に引き上げる。ホームドアの設置数も2013年の583駅を約800駅にまで増やす。

低床式路面電車/LRTの導入割合は2013年の約25%を35%に引き上げる。

交通を担う人材確保では、主要航空会社への航空操縦士の年間新規供給数を2012年の120人から約210人にまで増やす。自動車関連の女性労働者の人数を倍増させる。

館主感想: 
 日本政府は2020年の東京オリンピックに多くの外国人を招きたいし、賞賛して頂きたいものと本気で考え、検討しているようですね。(^_^)

 初めて日本/東京に来た外国人が「東京の中心部からオリンピック会場に日本の都市風景を観賞しながら行くにはLRTの利用こそ最適でしょう」と館主も信じます。実は館主は現役時代に東京居住40年。退職後には諸外国のあちこちを観光して廻った体験から、これは名案と思います。(^_^) 



#838
2015.2.16

盛岡市 LRT導入議論 盛岡市の交通フォーラムにて  


  盛岡市のもりおか交通まちづくりLRTフォーラム(戸舘弘幸代表)など主催の「盛岡のまちづくりと都市交通、環境を考える公開討論会」は2/7日、同市の県公会堂で開かれ、同市への次世代型路面電車(LRT)導入の可能性や地域活性化策などについて意見を交わした。

 約60人が参加。討論は戸舘代表、もりおか啄木・賢治青春館の田口善政館長、川徳の中村晋郎常務取締役、吉田敬子県議、福井大大学院の川上洋司教授が登壇した。

 同市のまちづくりの方向性について、田口館長は「郊外の大型店同士の競争激化などで盛岡の中心部はこれ以上衰退しないだろう。店舗と利用者が絆を強め、支え合うことが大切」と強調した。中村常務は「中心部の活性化を図る上でも行政と力を合わせてまちづくりを進めるべきだ」と訴え、LRT導入について「コスト面での障害はあるだろうが、街中を快適に移動する上でも存在意義は大きい」と語った。


館主感想: 
 館主は昔ですけど2・3度かしら盛岡市に行ったことがあります。東北地方の「美しい平野に囲まれた中心にて、コンパクトに纏まった、いかにも住みやすそうな都会」といった印象でした。

 時は流れ、現在の盛岡市にて市民団体が市の新しい交通機関としてLRT導入こそ、現在の高齢者に優しくエコな足になる大事な道具になるはず」と、つくずく同感しました。同会の活躍が実を結び、高齢者に優しく、市の中心部の繁栄復活に結実することを切にお祈りし致します。 

 そうそう、同様のテーマですけど、「LRTを含む新しい公共交通考える勉強会」を前橋市民は、あの宇都宮淨人さんを招いて講演して頂くなど、活動を始めたようですね。あちらこちら、時機を得た企画が始まっています。(^_^)


#837
2015.2.9

富山市 地鉄路面電車 3/14富山駅乗り入れ開始  


 北陸新幹線富山駅高架下へ乗り入れる富山地方鉄道の路面電車の軌道延伸工事が完了し、富山市と富山地鉄は2/2、乗り入れに伴う延伸区間の開業が新幹線と同じ3/14になると発表した。同駅での路面電車と新幹線、在来線の乗り継ぎが円滑にできるようになる。同日からのダイヤ改正なども明らかにした。

 富山駅では市が整備費を負担し、富山地鉄が車両を運行する「上下分離方式」を採用し、路面電車の南北接続事業を進めている。新幹線高架下への路面電車の乗り入れは、事業の第一弾。富山駅南口駅前広場から、高架下に新設される停留場「富山駅」まで約160m延伸。2/5から、この区間で試運転を行う。

 市の街づくりの核となる事業の第一期完了に、森雅志市長は「富山駅停留場には四つのホームが設置される」と笑顔でPRした。今後は並行在来線の高架化を待って、駅北で運行しているライトレールを駅南側の富山地鉄の路面電車区間に乗り入れさせる。森市長は同駅南北の路面電車接続を、新幹線開業の「三年半~四年半後」との見通しを示した。

 ダイヤ改正では、南富山駅前-富山駅間を10本、富山駅-大学前間を14本増発。中心市街地を運行する環状線「セントラム」は14本減らす。新幹線への接続に配慮し、南富山駅前発富山駅行きの始発を7分早め午前5:33、富山駅発の終発は9分遅らせ午後11:39とした。

 停留場名の変更も発表し、「富山駅前」は「電鉄富山駅・エスタ前」、「新富山」は「富山トヨペット本社前」とする。三車体をつないだ路面電車「サントラム」を一編成増やし、車内放送には英語を加え、車内と停留場の路線図をローマ字表記にすることも明らかにした。開業前日には富山駅高架下で、国土交通相らを招き開業式典を開く。 



館主感想: 
 いつかなとニュースを待っていましたが、とうとう富山地鉄の電車の富山駅に乗り入れる日が、新幹線の開業日に合わせてやってきましたね。次は、駅を潜って南北間の路面電車路線の接続です。富山市こそ日本の路面電車・LRT活用の第一番都市ですが、すべて計画は着々実行。たいした都市です。森市長さんの実行力には、心から敬意を表する次第です。(^_^)


 余記ですが、12/8付けで「広島市 車両デザイナー栄久庵憲司の世界展開幕」を掲載しましたが(宜しければ先日の↑記事を見てください)、今日のTVによると、つい先日急死なさったそうです。私より2歳年上の85歳でした。お悔やみ申し上げます。他人事ではありませんけど・・・。



#836
2015.2.2

豊橋市 安全運転啓発に 路面電車へ警報シール 


昨年1年間に県内で最多の交通死亡事故が発生した豊橋市。今月18日に国道1号で今年初めての重体事故が発生した。県内では死亡事故が多発し「交通死亡事故多発警報」が発令中。同市では、昨年1月から3月にかけて7人の事故死者が出ており、豊橋署は、市民に安全運転の徹底を呼びかけている。

同市内では昨年1年間に19人が事故により死亡。今年に入り、県内では19日時点で16人が亡くなり、15日に多発警報が発令された。

豊橋署や、交通安全協会豊橋支部などは、18日から豊橋鉄道の路面電車「パト電車」に多発警報を周知するシールをラッピング。市民の安全意識を高める取り組みを進めている。

県は、安全行動を県民に呼びかける「ストップ」「スロー」「スマート」の「スリーS運動」を掲げて、交通事故死者数全国ワースト1の返上を目指している。同署交通課の桒名利幸課長は「マナーやルールを守る3S運動を意識した運転を心がけてほしい」と訴える。

同市内では、昨年1月20日に1件目の死亡事故が発生。3月10日までの約1カ月半の期間に計7人が亡くなり、短期間で死亡事故が相次いだ。桒名課長は「交差点での違反車両を重点的に取り締まり、交通事故を抑止していきたい」と署の意向を語った。



館主感想:
 あのゆったりした街との印象がある豊橋市が、交通事故多発とは、外ものにはちょっと理解できかねます。
 でも、そうだとすると、街を大きな車体でゆっくり走る路面電車の側面に「交通死亡事故警報」のシールをラッピングして走行するのは、まさに的を得た企画と思います。路面電車・LRTはいろいろ副業ができますね。(^_^)