このニュース欄は写真が23枚もあって重く、開き終わるまでに時間がかかります m(._.)m

#7 1997.7.17

熊本のLRT(超低床車)営業運転早まる  


「FTRAINE(7) 【臨】路面電車の明日を考える」より要約転載
1.営業運転開始日と運用時間(#0421)
 熊本市交通にLRTが入庫したのは4月末日であった。その後試運転が繰り返されていたが、当初予想された営業運転開始日は9月1日であった。
 熊本市交通局の17日の発表によると営業運転開始日は、1ヶ月間繰り上がって、8月1日に出発式と試乗会を実施、2日から営業運転を始める。併せて市内繁華街では記念イベントも開かれる。
 運行時刻は平日が午前7時33分交通局始発、健軍−田崎橋間、健軍−上熊本間を往復。健軍行き8回、田崎橋行き5回、上熊本駅行き2回、交通局行きなどとなる。午後9時19分に交通局に戻る。土曜日は午前7時23分から午後8時22分まで、日曜祝日は午前8時半から午後8時4分まで。

2.超低床電車・花電車出発式ほか記念イベント(#0422)
  日時:8月1日(金)10:00〜
  場所:熊本市大江5丁目1−40(熊本市交通局構内)
  式次第および同日12:00より行われる記念イベント「ラクラクフェスティバル」の詳細は#0422を
  参照してください


#6 1997.6.11

路面電車まつりin広島 に9000人の市民  


 6月10日は路面電車の日です。広島では第2回の路面電車まつりを日曜日にあたる6月8日に実行した。 行事は広島電鉄の千田車庫を完全にオープンハウスとし、単に電車の展示ではない。整備工場、修理工場、運転練習所ではシミュレータを市民が実演できるなど、完全解放というサービスであった。

 市民は10時開門前から門前に並び始めた。広電中尾取締役、路面電車を考える会山根氏の挨拶に続き、来賓各位のテープカット、園児によるクスダマ割り、同時に本日のハイライト…手作りミニ電車が発車。

 どっと押し寄せた市民は、思い思いに散らばり、この日解放された記念電車に乗車する。ハンドルを操作してみるなどすっかり運転手気分に浸っているよう。食欲も旺盛で各種売店は行列が一日中続いていてなかなか口に入らない。 来場市民は父親と少年、母親と少女という組み合わせが多いようだが、工場内に入ってきた青年や少年のなかには、係員に詳しい説明を求めている姿も見かけた。
 
 本年の「路面電車を考える会」の参加作は、1000人アンケート、記念Tシャツとテレフォンカードの制作販売、さらにインターネットの体験コーナーでは「路面電車を考える館」などのをパソコン操作を自由にできるなど、計4本を提供した。

 当日は梅雨を思わせる曇天で、関係者は降雨を心配したが、開催時間の10時から4時までの間で雨は最後の1時間がおしめり程度。 むしろ屋外でも陽が射さず好環境ともいえた。 昨年は8000人の入場者と報じられたが、今年はそれを上回る9000人の市民が訪れた。これで路面電車まつりも市民に定着し始めたかの感がある。 本年の盛況は、すぐ近くで「インターナショナルトロッコレースin広島」の会場が同時に開かれたことも、相互作用としての効果があったとみられる。
テープカットの後にはTシャツで大奮闘した中尾取締役 苦心作ミニ電車815号の出発準備OK
1/10、子供10人、ワンハンドル、前照灯、ホーン、
発車ベル、クーラーユニットはファンが回る凝り方
ミニ815号の出発だーい。実存車は814号まで
ボクは一度ドルトムントを運転してみたかったのだ なにか、おいしいモノはないっかな?
そっかあ。電車の台車って、こうなってるんだ! う〜ん。交流モータの内部構造はっと・・・
おっと、車が寄ってきたぞ。ブレーキ!! お父さん「本当は俺が家に欲しいや」
路面電車1000人アンケートにご協力する市民 あの賞品が当たれッ! 空くじ無しに苦労しました
路面電車を考える会デザインTシャツ売場 昨年のアンケート結果を展示。マジメな会なのです
路面電車まつり協賛プリペイドカードを発売した


#5 1997.6.2

路面電車岡山サミット'97は大盛況だった 


  これは速報版でした。 詳細版を発行しました。ここをクリックしてください。

5月30日より6月1日までの3日間、岡山市で開かれた「路面電車サミット’97 in OKAYAMA」が盛況のうちに終了した。
特に核心である本会議と分科会は5月31日に行われた。本会議では全国9つの愛好支援団体、19の路面電車事業体、その他行政、企業、一般団体、個人と網羅的な出席者で、合計約330人が参集した。
本会議はサミットのプロモータである「路面電車と都市の未来を考える会(岡山)(RACDA)」の会長・岡将男氏による挨拶で始まった。
午前中は本会議、午後は3つの分科会(第1:LRT時代の幕開け、コーディネータ服部重敬氏; 第2:高齢化社会の交通と都市コミュニティを考える、コーディネータ泉俊弘氏; 第3:都市活性化に果たすトランジットの役割、コーディネータ丹羽英喜氏)を実施。その後「路面電車サミット宣言」を発表した。



#4 1997.5.2

熊本市で日本初の超低床車LRTが入庫した 


熊本市に我が国で初めて、ノンステップで、客室の床面高さが全て地面から35cmという超低床車(LRT)9701が市交通局大江車庫に入庫し、30日に公開された。 5月中旬から6月にかけ試験走行をおこなった後に運輸省や建設省の認可を受け、9月から営業運転を開始する予定。
製作両数:2車体連接車 1編成
製作費用:2.14億円
製作分担: 車体製作および組立 (株)新潟鐵工所
        台車および電気品  ADトランツ (ABB Daimler-Benz Transportation)
        冷房装置      三菱電機(株)
        ブレーキ装置    クノール (ドイツ)
車長 :18.5m
車幅 :2.35m
車高 :3.5m
車体全景(先端が細くヨーロッパの匂い) 右:運転台はこんな格好 photo:栗田康雄(以下同様)
乗降口 赤い箱は乗車整理券(乗駅確認)用 車椅子置き場、兼、折り畳み座席
大型な行先表示LED 点灯していないのが残念 


#3 1997.4.15

中国新聞にホームページが紹介された   


中国新聞(日刊70万部)の4月15日夕刊に、このホームページが紹介されました。
認知していただいたようで嬉しいですね。 m(._.)m
追記'02/10に第一号ニュースをふと見ました。画像がさすが見えにくいのでこれを鮮明化。
それにしても開店間もなしとは言え、アクセス数が470件とは・・。ともかく若かったなあ!



#2

路面電車サミット'97inOKAYAMA開催 

1997.4.5

(注)サミットは予定通り開催され、成功裏に終了いたしました。  6/3追記

  • 全国の路面電車事業者とその愛好団体が一堂に会し、路面電車の将来を模索し議論する路面電車サミットの第3回会議がまもなく岡山で開催されるが、その概要が発表になった。
  • 開催日:平成9年5月30日(金)・31日(土)・6月1日(日)
  • 開催場所:主会場 ホテルグランヴィア岡山     副会場 岡山駅イベントスペース、京橋朝市会場等
  • 5月31日 サミット会議 …1)LRT報告(熊本市)、 2)各地の現状報告 3)議題、宣言他 
  • 〃     分科会    …1)LRT部会  2)コミュニティ部会  3)都心活性化の役割
  • 〃     サミット宣言採択および分科会報告
  • 〃     歓迎レセプション
  • 6月1日  「早朝の後楽園散策とサミット記念京橋朝市」
  • 5月30日〜6月1日  世界の最新路面電車・写真模型展
     会議結果の詳細は:第3回路面電車サミットin岡山


#1 1997.3.22

熊本市 熊本市電に超低床電車導入  ・


平成9年3月22日付「熊本日日新聞」より要約
  • 乗降口の段差を解消した「ノンステップ超低床電車」が本年5月熊本市に導入される
  • 5月から試運転 9月から営業運転開始
  • 「ヒューマンネットワーク・熊本」は市電の実態調査を実施。電動車いすで乗降できる電停は3カ所にとどまる。
  • 「街づくりと交通アクセスシンポ'97」が開かれた。市交通局幹部や東京の市民団体も参加し、熊本の都市交通の将来について議論した。
  • 市交通局では平成11年度までに全電停にスロープを設置、拡幅も検討しながら電停整備を進める計画
HP