sentou

#810
2014.7.27

札幌市 市電ループ化、開業は2015年10月以降に


札幌市は7/25、「路面電車ループ化」の開業時期を見直すと発表した。当初は2015年春の開業を目指していたが、度重なる入札の不調などから2015年10月以降に変更する。

同市交通局が運営する札幌市電は、市営地下鉄南北線の大通駅に近い西4丁目停留場から中央図書館前停留場まで南下し、再び北上して南北線すすきの駅に近いすすきの停留場までの8.4kmを結んでいる。西4丁目停留場とすすきの停留場は、直線距離で400m弱しか離れていないことから、両停留場を短絡する軌道を敷設し、市電を環状線化する構想が浮上。2013年4月8日に軌道運送高度化実施計画が認定され、事業に着手した。

札幌市によると、2014年度に軌道工事などを進め、習熟運転などの準備を経て2015年春に開業する計画を立てていた。しかし、今年1・3月に実施した入札が不調となったため、当初想定していた工期からの遅れが生じている。工期短縮のため土木工事と軌道敷設工事を並行して実施することなども検討したが両工事の同時施工は難しく、厳冬期の施工も品質管理上の問題があることから、実質的な軌道敷設工事は2015年の雪解け後に着手することにした。

札幌市は2015年10月以降、遅くとも2015年内の開業を目指すとしている。

開業が2015年10月以降に変更されることになった、札幌市電ループ化の完成
イメージ。西4丁目~すすきの間を短絡する複線軌道を歩道側に敷設する。

札幌市電の路線図。西4丁目~すすきの間を
  短絡する軌道を新設し、市電の環状線化を図る。

      関連ニュース:
         市電ループ化部分の詳細図と不成立経緯

館主感想:
 今年5月に「市電ループ化工事入札不成立」の情報があったので、「実現性は?」と憂慮しましたが、どうやら杞憂のようで、工事の実行は遅れるけれども実施は確実のようで、たいへん嬉しく、安心しました。(^_^)



#809
2014.7.21

宇都宮市 「県LRT研究会」 が発足・初会合


宇都宮市が導入を進めるLRTをめぐり、県内の主要経済団体などでつくる「県LRT研究会」が発足し、宇都宮商工会議所で7/7、初会合が開かれた。宇都宮市の荒川辰雄副市長が事業の現状について講演した。

同会は、県商工会議所連合会や県商工会連合会、宇都宮商工会議所など県内の経済6団体の幹部らや学識経験者で構成。LRT整備により見込まれる経済効果を積極的に活用し、地元経済の底上げにつなげるための調査、研究を進める。

この日は、研究会の設置期間をおおむね3年とすることや、作業部会を2、3カ月に1回開いて鉄道・バスなど他の交通機関との連携や産業振興などのテーマについて研究し、同市や県に提言していくことなどを確認した。

荒川副市長の講演では、需要予測や事業の償還計画などについて説明した上で「最終的には西は大谷地区、東は芳賀町役場付近までをつなぐ公共交通網の整備が必要」と話した。

「県LRT研究会」が発足、宇都宮市の荒川副市長が講演

館主感想:
 上記の宇都宮市の経済団体により7/7に「県LRT研究会」が発足するや否や、直ちに7/12「宇都宮市のLRTに反対し公共交通を考える会」が発足したと報じられました。同市はLRTに反対するある勢力があるとか仄聞していましたが、どういう真意で反対しているのか、正直、館主には真相が分かりません。ただこの2派による相克のため、大事な市民の足の新設が遠のくばかりでは、結局市民自体の不幸でしょうね。なんとかなりませんでしょうか?? (+_+)



#808
2014.7.14
7/16追記

高岡市 万葉線にハイブリッドカーが到着


富山県高岡市と北方の富山湾に面した射水市とを結ぶ路面電車「万葉線」で7/21から実走試験が行われるハイブリッド型電車が7/1、高岡市の万葉線米島車庫に搬入された。

搬入されたのは鉄道総合技術研究所と民間企業が共同開発した架線・蓄電池ハイブリッド型電車「ハイ!トラム」(全長12.9m、幅2.23m、高さ3.8m、重量15.4t)。東京・国分寺市の鉄道総研から搬送され、車輪部分は6/29、車体部分は同6/30深夜に高岡市に到着した。搬入作業は約1時間かけて行われ、作業員がレッカー車を使って慎重に車体をトレーラーから降ろし、台車に載せた。7/16、7/17に試走が行われる。

実走試験は環境負荷を低減し、将来の公共交通のあり方や可能性を探るために8月中旬まで行われる。省エネの推進や公共交通への理解や関心を高め、来春の北陸新幹線開業や来秋の全国豊かな海づくり大会への機運醸成にもつなげる。

ハイブリッド実走事業実行委員会長の高橋高岡市長は「公共交通が環境にやさしい交通機関で、ハイブリッドという技術が環境改善に貢献できることを体験してほしい」と述べた。

実走試験に合わせて多彩な催しが行われる。7/21に万葉線高岡駅で出発式が行われ、米島車庫周辺でハイブリッド型電車やドラえもん電車の見学会や撮影会などの電車フェスタが開催される。7/22~8/13に4区間で一般公募者の試乗が行われる。8/2に高岡商工ビルで鉄道技術講演会、8/5~8/7に親子で学ぶエコ教室も開かれる。

7/16 情報追記:
読者から頂いた情報によると、鉄道総研と共同開発したLRT「ハイトラム」の企業は、東急車輌製造・アルナ車両・東洋電機製造・GSユアサの4社のようです。

搬入されたハイブリッドLRT
(高岡市万葉線米島車庫)

館主感想:
 このニュースは路面電車ファンにとってたいへん嬉しいニュースですね~。(^_^) 架線と蓄電池との組合せによるLRTとなると時代の先読みをしている訳ですよね。 鉄道総合技研と共同開発した車両メーカーはどこの会社でしょう? あそこかしら?? ご存じの方はご一報ください。再紹介致します。m(_)m



#807
2014.7.7

名古屋市 名古屋市電が1世紀ぶりに里帰り 明治村で公開


明治時代に名古屋市内を走っていた木造の路面電車「名電1号」が、1918年に札幌市の鉄道業者に譲渡されて以来約1世紀ぶりに愛知県内に里帰りし、犬山市の博物館明治村で6/27、記念の式典が行われた。

1901年に製造された名電1号は、名古屋鉄道の前身の名古屋電気鉄道が笹島―栄間(2・2km)を運行。京都に次ぐ日本で2番目の市電で、1918~36年には札幌市内で活躍した。同市で保管展示されていたが、来年に開村50周年を迎える明治村が借り受け、2020年3月までの期間限定で展示されることになった。

大阪市内で昨年12月から半年間かけて車内の木製部分などを修復し、黄色だった車体は、札幌で運行していた当時と同じチョコレート色に塗り直された。

式典で、名鉄の山本亜土社長は「私たちのルーツで歴史遺産でもある展示が実現し、うれしい」と喜びを語った。6/28から一般公開された。

修復を終え、1世紀ぶりで札幌から里帰りした名電1号 木製の部分や吊革、座席などが復元された

館主感想:
 日本も各都市が歴史認識を大事にする気風が変わってきましたね。本日の報道も、かっては「路面電車はクルマ走行の妨害者」といった偏見からすっかり変わったことが悟られる嬉しい情報です。(^_^)



#806
2014.6.30
7/8タイトル修正

大阪市 阪堺電気軌道の軌道敷を芝生化へ


今年3月全面完成した大阪市の新名所・・・日本一の高層ビル「あべのハルカス」の足元に、官民一体で「緑のじゅうたん」を敷く計画が進んでいる。

活用するのは、路面電車・阪堺電気軌道の軌道敷。大阪市が長さ600mの範囲に芝生を植え、住民らも維持管理に協力する。人々の憩える「緑の阿倍野」をPRする狙いで、2015年度中にもお目見えする。

ガタン、ゴトン――。ひっきりなしに行き交うレトロな電車の背後に、ガラス張りの現代的なビル。ハルカス南側のあべの筋沿いには、大型商業施設「あべのキューズモール」や商店街もあり、大勢の人でにぎわうが、御堂筋のイチョウ並木のようなまとまった緑はない。

「潤いのある街並みに」と、地元商店街や町内会などでつくる「あべの筋魅力づくり協議会」が声を上げたのは昨年3月。ハルカス以南の約600m区間で、道路の拡幅と軌道の付け替え工事が進められているのに合わせ、軌道敷を芝生化するよう市に求めた。

市も今年5月、議会で900万円の調査費を可決。芝の種類などを検討し、来年度まで予定されている工事の進展を見ながら芝生を植えていくことになった。費用は数千万円から1億円程度が見込まれるという。

ハルカスに近い喫茶店の店長、和田真一さん(39)は「にぎわいは増しても、あべの筋のごちゃごちゃしたイメージは相変わらず。芝生ができれば、街路樹とは違う、特徴のある道になる」と期待する。

ただ、実現しても、芝刈りや水やりといった維持管理には費用も手間もかかる。阪堺電気軌道は「経営が厳しく、負担は難しい」との立場。このため、市は芝の管理を地元団体に委ねる方針だ。維持費の捻出には、都市再生特別措置法に基づく特例を活用することで、道路法で禁止されている路上での広告設置をできるようにし、広告主から入る収益を地元団体に使ってもらう手法などを想定している。

「あべの筋魅力づくり協議会」の乾篤弘会長(73)は「地上に延びる緑のベルトがハルカスから望めると想像すると、ワクワクする。緑が少ない街の印象が一変するはずで、地元を挙げて盛り上げていきたい」と話している。


芝生化が計画されている阪堺電気軌道
(突き当りがあべのハルカス)
芝生が植えられた土佐電鉄の軌道敷

館主感想:
いい話題ですね。今大阪市は北の梅田地区に対抗して南の天王寺地区も近鉄がリーダーシップを発揮して次々と新事業を展開しているように見えます。天王寺駅を終点とする路面電車というものが、こうし
た形で市民から改良要望されることは、存在価値の上昇でしょう。いいお話ですね。


7/8追記
 本件の実施自治体は旧タイトルの堺市の所管ではなく、大阪市が取り組んでおられる事案です。それをうっかり堺市の事案と誤掲載しました。(-_-;) そういうことで本日遅ればせながらタイトルの修正をさせて頂きました。m(._.)m



#805
2014.6.23

東京都 銀座街づくり会議 東京五輪を控えLRT建設を再提案


銀座の地元町会や事業者らでつくる「銀座街づくり会議」は6/9、設立から節目となる10年の歩みを振り返り、将来像を話し合う報告会を銀座フェニックスプラザで開いた。約200人が参加し、「2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて交通問題を真剣に考えなければいけない」などと意見を交わした。

人口増が続く中央区の臨海部は、晴海地区に五輪選手村の建設と跡地の住宅整備が予定される。銀座を含む都心部と結ぶ基幹交通システムの導入について、区は連結バス車両が専用レーンを走る「バス高速輸送システム」(BRT)の16年度運行開始を目指す。一方、街づくり会議は勉強会を経て、LRTを提案している。

このため報告会では、メンバーらから「これまで銀座と区は連携して街づくりをしてきた。交通問題でも同様に連携できれば」「銀座は安全安心でくつろげる、歩いて楽しい街でなければ」といった声が上がった。

街づくり会議は、銀座全エリアの町会や商店街組織などによる「全銀座会」を母体に2004年設立。景観を維持するための地区計画「銀座ルール」の改正をはじめ、建物や広告の色、形、デザインが「銀座らしいか」を協議する「銀座デザイン協議会」の運営などに取り組んでいる。 


今後の課題や将来像を話し合う
「銀座街づくり会議」のメンバーたち

館主感想:
 銀座の地元町会や事業者で作る「銀座街づくり会議は、既に昨年10月に「2020年東京オリンピックへの交通インフラ整備については都案のバス専用線BRTではなく、JR東京駅を発し、臨海副都心へ直線的に結ぶ上記のLRT路線整備案を再び提出しました。理由はLRTなら地上を走るので、観客は東京の景観をゆっっくり眺めることができるからです。オリンピック終了後でもLRTの方が役立つのではないでしょうか? 
・・・・都がBRTに固執するのは何故でしょうかね?




#804
2014.6.16
 6/19追記

高岡市 7/26 中部地区路面サミットin高岡 が開催される


 高岡市で7月26日に「路面電車サミットin高岡」が開催される。「鉄路を繋ぐ軽快都市!」をテーマに、全国の路面電車愛好支援団体が集まり、路面電車を含む公 共交通のネットワーク構築によるまちづくりを考える。
 高岡市のウイング・ウイング高岡で開かれるサミットでは、高岡駅の駅ビル「クルン高岡」に乗り入れた万葉線や、富山ライトレールの軌道を富山駅高架下まで延伸する富山市 の「南北接続」事業、岡山市の吉備線の路面電車化とLRT化など の事例を報告する。武山良三富大芸術文化学部長がアンカーを務める。

 路面電車の維持存続を求める時代から、公共交通のネットワーク構築を求められる時代 へ移る中、鉄路の接続のあり方や、その手段として架線と車載蓄電池のハイブリッド型電車の活用などについて意見を交わす。7月下旬から万葉線で実証実験が行われるハイブリ ッド型電車の試乗会や交流会も開かれる。中部地区路面電車愛好支援団体協議会の全体会議、記念交流会も開かれる。

 サミットは新幹線開業県民協働事業の一環で、主催する路面電車と都市の未来を考える会・高岡(RACDA高岡)の島正範会長は「万葉線を含めた公共交通に関心を高めても らうため一人でも多くの方に参加してほしい」と呼び掛けている。

   日時: 2014年7月26日(土)
          サミット大会 3:15~16:00
          中部地区路面電車愛好支援団体協議会全体会議 18:00~18:40
 
   場所: 高岡駅前:ウイング・ウイング高岡4F 生涯学習センターホール
    Option1:ハイブリッドトラム試乗会 26日(土)16:30~17:30  (無料)
    Option2:サミット記念交流会     〃    19:00~20:50 (5000円)
    Option3:線路で行く地旅体験    27日(日)9:10~20:50 (3500円)

   参加申し込み先:RACDA高岡事務局 090-8965-8328
                 (特別行事は事前に申し込むこと)

高岡駅の駅ビル「クルン高岡」に乗り入れた万葉線

館主感想:
福館主が路面電車のメッカ広島市を離れ宝塚市に引っ越してきてはや7年、全国の路面電車市民活動の動静に疎くなってしまいました。今年の「高岡路面電車サミット」はかねて続いている中部地区独自のサミットが今年7月に開催されるようですね。悦ばしいニュースでした。 実は館主は現在の介護負担生活から長距離旅行ができない環境にあり、皆様にお会いできません。残念です!

 今まで当館が収集した路面電車サミットのニュースが下記にありますどうぞ参考にしてください。


 参考ページ:「路面電車サミットの記録集」



#803
2014.6.9

福井市 福井鉄道 FUKURAM がローレル賞受賞


「FUKURAM」の愛称で親しまれている福井鉄道のLRV「F1000形」がこのほど、鉄道友の会の「2014年ローレル賞」に輝いた。性能やデザインの優れた車両に贈られる。受賞は県内の鉄道事業者では初めて。同社の担当者は「乗車定員の確保など、車両設計で苦労した。評価されてうれしい」と喜びを語った。

同賞は、鉄道ファンらでつくる友の会が1961年に設けた。表彰する前年に営業運転を始めた全国の新型車両を対象に毎年選んでいる。今回は12の候補車両から決めた。ローレル賞は上位2番目の賞。

F1000形は、鉄道線と軌道線(路面電車)にまたがる同社福武線を走行するために造られたオリジナルの車両。低床式の3両1編成で、13年3月31日に運行を開始した

同社鉄道部によると、車両は企画・設計から導入まで3年を費やした。1編成当たりの乗車定員は155人と国内LRVでは最大の輸送力を誇る。低床車両は通常、コンパクト設計で、乗車定員が少なくなる傾向にある。同社は、通勤・通学のラッシュ時に対応するため、通常より車両の横幅を数センチ広げ、乗車定員を確保した。また、停留所で乗降しやすいように段差を小さくしている。

車内も、車椅子の乗客が1人で利用できるように専用のスペースを設け、通路幅を拡幅したり、床の段差をほぼなくした。バリアフリーに対応した車内設備が評価された。

担当者は「鉄道と路面電車の両方の機能を両立させるのに、技術面で苦心した。今回の受賞を機に一人でも多くの人に乗ってもらえれば」と話していた。

F1000形は今年から毎年1編成ずつ追加し、現行分も合わせて計4編成を導入する予定。表彰式は夏ごろ、友の会の代表者らが越前市の福鉄本社を訪れて行われる。

ほかに友の会は今年、最優秀のブルーリボン賞に近畿日本鉄道の50000系、ローレル賞にJR東日本のE6系を選んだ。


館主感想:
福井鉄道により昨年デビューしたLRT F1000形 FUKURAMがローレル賞受賞の吉報。よかったですね。「ゲージ巾が1067mmの狭軌なのに車椅子乗客用に床幅を精一杯広げた」なんて同社の苦心の程をお察ししました。おめでとうございます。

FUKURAMの画像諸元を昨年4月掲載しておりますので下記よりご覧になってください


 参考ページ:福井鉄道 F1000形 FUKURAMU (2013.4.22)



#802
2014.6.2

小山市 高岳専用線にLRT敷設提案


小山市で、LRTなどの「新交通システム」を導入しようという動きが本格化している。市は7月、公共交通全体のあり方を考える協議会を設置する。市内を走る既存の貨物線路活用を検討する形で、LRTや蓄電池電車の運行についての本格議論をスタートさせる。

活用が検討されているのは、JR小山駅から北東に延びる貨物線路「高岳専用線」。電器機械メーカー、東光高岳の小山事業所で製造した大型変圧器を運搬するディーゼル機関車が年10回程度走るが、普段はほとんど利用されていない。

市は昨年度、市議や執行部で構成する高岳専用線の活用策を考える「新交通システムの導入に向けた勉強会」を計3回開催し、事業の素案をまとめた。

これによると、総延長は周辺に工場や住宅地などがあるJR小山駅-東光高岳間の約4・8キロ。運営形態は公設民営の第三セクターで、小山駅に乗り入れる区間については、新たに軌道などを整備する。

走らせる車両は、輸送人員80人程度のLRTを想定。JR烏山線で国内初の営業運転が始まった新型電車「ACCUM(アキュム)」のような、蓄電池で駆動するタイプも検討している。

停留場は9カ所設置し、ラッシュ時には1時間に4本程度で運行。運賃は市内を走るコミュニティーバスと同額の200円に設定する予定で、車両購入費などで約20億円を見込む。

今後は国、県などの関係機関を交えて公共交通全体のあり方を考える「市まちづくり総合交通戦略協議会」を設置し、7月に初会合を開く予定。年3、4回開いて交通戦略を策定し、事業化へのめどをつけたいとしている。

新交通システムをめぐっては、宇都宮市でJR宇都宮駅の東西を走るLRTの導入方針が固まり、関係機関との協議が進んでいる。

小山市の担当者は「今回の素案はあくまで議論のたたき台。街のにぎわい創出につながるよう、さまざまな可能性を含めて新交通システムを検討したい」と話している。


館主感想:

よくぞ、この小さくてもなるほどというLRT建設プランが出たものだというのが率直な感想です。LRT建設ならどんな話題でも取り上げるの原則の当館ですが、ともかく実現してもらいたい。いやこれなら短期間に実現し、世間をあっと言わせるのではないでしょうか?

個人的なことですが館主は現役時代に小山工場にはしばしば出張していましたから、あの辺の空気は存じています。