#670 |
2011.10.11 | ||
桑名市 「第10回中部地区地方鉄道サミット」開催 |
中部地方の基幹都市の持ち回りで行われている地方鉄道サミット (旧名 路面電車サミット) の第10回が三重県桑名市にて開催される |
「第10回中部地区地方鉄道サミットon北勢線」 |
●日 時:2011年11月12日(土)シンポジウム / 13日(日)エクスカーション ●12日(土) シンポジウム 13時受付 資料代1000円、 場所:市立中央図書館内 くわなメディアライヴ1階 多目的ホール 桑名市中央町3-7-9 (JR桑名駅より800m) ①基調講演 13:30~ 演題「地方公共交通における、運行会社、行政、市民との協働」 講師 岡山両備グループ代表 小嶋光信氏 ②技術講演 14:45~場所 演題「LRV技術の展望 – 近畿車輛のアメリカ向けLRV」 講師 近畿車輛㈱国内営業部長(前チーフデザイナー) 南井健治氏 ③パネルディスカッション 15:30~17:00 「市民鉄道としての地方鉄道(路面電車)その存続と活性化に市民は いかにかかわるか」 コーディネーター 成田正人 ASITA会長 パネリスト 小嶋光信 両備グループ代表 南井健治 近畿車輛(株) 国内営業部長 伊奈彦定 とよはし市電を愛する会会長 内田佳次 NPO法人ROBA会長 島 正範 RACDA高岡会長 安藤たみよ 軽便鉄道博物館館長 ④懇親会 18:00~懇親会費3,000円 ●13日(日) エクスカーション モデルコース 西桑名駅発8:44 → 東員駅下車9:17集中制御システム見学 東員駅発9:47 → 楚原駅下車10:06「軽便鉄道と昭和のまちに出逢う道」を いなべ市の語り部と産業遺産群を探索しながら阿下喜駅軽便鉄道博物館へ 阿下喜温泉 鉄道模型運転会開催(見学無料12日・13日) 復路は星川駅(ショッピングセンター駅)、大泉駅うりぼう物産駅など見学 ●主 催: ASITA(北勢線とまち育みを考える会) ●共 催: 軽便鉄道博物館 ●後 援: 北勢線対策推進協議会(桑名市、いなべ市、東員町、三岐鉄道) 中日新聞 ●連絡先: 511-0428三重県いなべ市北勢町阿下喜2000番地 安藤建材店内 電 話0594-72-2478 FAX 0594-72-3885 携帯番号090-4447-1893(成田) URL http://asita.web.infoseek.co.jp E-mail ando-n@m2.cty-net.ne.jp |
#669 |
2011.10.8 | ||
富山市 「LRT都市サミット富山2011」 開催 |
人と環境にやさしい都市の実現が求められる中、路面電車が走っている都市の首長が富山市で一堂に会し議論を深め、一層の都市間連携や地域公共交通のあり方について考えるとともに、人と人の絆を育むLRTの良さを全国に発信するために開催されます。 |
LRTはまちを変える 「LRT都市サミット 富山2011」 |
開催期間:2011年11月4日(金)および11月5(土) ●プログラム: 11月4日(金)午後 3:00~14:00 プレイベント (グランドプラザ) 14:00~14:30 歓迎セレモニー (グランドプラザ・環状線・セントラム) 15:00~15:20 開会式 (富山国際会議場) 15:20~16:10 LRT事例・制度紹介 16:10~18:00 首長会議・サミット宣言 (富山国際会議場) ・参加者 富山市長をはじめとする参加都市首長 ・コーディネータ 中川 大氏 (京都大学教授) 11月5日(土)午前 09:00~10:35 基調講演・記念講演 (富山国際会議場) 基調講演/森本章倫氏 (宇都宮大学准教授) LRTを活用した、これからのまちづくりについて 記念講演/星野知子氏(女優) 環境にやさしい新たなライフスタイルと交通について 10:45~12:15 パネルディスカッション (富山国際会議場) 今後のあるべき都市像とLRTの役割について ・コーディネータ 藤井 聰氏(京都大学教授) ・パネリスト 宇都宮浄人氏(関西大学教授) 星野知子氏 (女優) 川岸 宏氏 (富山地方鉄道(株)社長) 幸山政史氏 (熊本市長) 佐原光一氏 (豊橋市長) 森 雅志氏 (富山市長) 12:15~12:30 閉会式 13:30~15:30 LRTまちづくり講座 ●問い合わせ先: 富山市都市整備部交通政策課交通計画係 TEL:076-443-2195 mail:lrtsummit@city.toyama.toyama.jp ●主 催:富山市 ●共 催:富山地方鉄道(株) 富山ライトレール(株) ●後 援:国土交通省、富山県、路面電車交通研究会、全国路面軌道連絡協議会 (社)日本交通計画協会 参考記録: LRTサミット 2009 in 広島 (2009/10) |
館主の感想: LRT市長会議の第1回は2009年10月に広島市にて行われました。想起すると、広島2日目のパネルディスカッションに小生はパネリストとして参加し、壇上よりなぜ日本ではLRT建設に時間が掛かるのか? ぜひ次回富山大会にて原因探求と対策を討議して頂きたいと発言しました。 今度の富山大会にて、どうぞ私の提言にも触れる話題も取り上げて頂きますよう、とにかく有意義な大会となることと期待しております。 |
#668 |
2011.10.11 | ||
東京都 都電百周年 花電車を運行 |
東京都が運行する都電が、明治jぢだいに走り初めてから100年を迎えたことを記念して、車体に装飾を施した花電車が10/1から運行を始め、大勢の鉄道ファンなどが訪れた。 |
バースでケーキをイメージした花電車 |
館主感想: 最近はいろいろの企業の100周年記念行事が見られますが、これらは先人の努力のお陰でよくぞ100年も生きてきたということでしょう。 都電も荒川線1線だけになってしまいましたが、その分よくぞ がんばっている!と意義深く思います。 |
#667 |
2011.10.3 | ||
大阪市 「関西の鉄道~創業・発展期の光陰~」開催 |
大阪を中心とした関西の鉄道の歴史は百年を越えたが、その創業期と発展期には数々の栄光と挫折があった。創業者と鉄道会社、幻の鉄道などを切り口にその足跡をたどる。 講座の第4回では阪堺鉄道の創業と南海鉄道鉄道の発展が取り上げられる。 |
新なにわ塾 6回連続講座 「関西の鉄道 ~創業・発展期の光陰~」 |
●日 時:2011年10月18日(火)~11月22日(火) 19:00 ~20:30 ●場 所:大阪府立大学中之島サテライト (大阪府立中之島図書館別館)
●テーマ:1 ・10月18日(火)鉄路の語る成功と挫折 三木理史(奈良大学文学部地理学科準教授) 2 ・10月24日(月) 阪堺鉄道の創業と南海鉄道の発展 井田泰人(近畿大学短期大学部商経科準教授) 3 ・10月25日(火) 軍港舞鶴をめぐる鉄道計画 松下孝昭(神戸女子大学文学部史学科教授) 4 ・11月1日 (火) 新花屋敷温泉と無軌道電車 森 五宏(都市創成交通ネットワーク@関西代表) 5 ・11月15日(火) 鳥瞰図からみた大阪の郊外電鉄 堀田典裕(名古屋大学大学院環境学研究科助教) 6 ・11月22日(火) 観光鉄道の夢と挫折 渡 哲郎(阪南大学経営情報学部経営情報学科助教) ●定 員 : 110名(先着順受付) ●受講料: 3,000円 (6回通し) ●申込先: 大阪府文化課ホームページ「新なにわ塾」から http://www.pref.osaka.jp/bunka/news/shinnaniwa.html ●問い合わせ先:府民お問い合わせセンター「新なにわ塾」係 06-6910-8001 |
館主の声: 交通関係の講座は東京地区が多いようですが、関西地区でも興味深い連続講座を開催されます。全国に広まれば宜しいですね。 付記:4回目の森講師は館主の属している会(KOALA)の代表です。 |
#666 |
2011.9.26 | ||
土佐電鉄 審議委員会よりみなし上下分離方式が提案された |
「高知県公共交通経営対策検討委員会」の電車部会は9/12の会合にて、路面電車を運行する土佐電鉄が厳しい経営状況や路線維持のためのみなし上下分離方式導入案を説明し、「自社の経営努力だけでは、路面電車の継続は困難」と訴えた。 土佐電鉄は「給与見直しや経費削減に取り組んだものの、人口減少などで利用者が年々減り、経営が悪化している」と厳しい状況を説明。経費削減のための減便といった策に取り組んだとしても、収支は改善されないとした。 行政による支援策として、線路や車両の維持費用を行政が負担する「みなし上下分離方式」の導入案を提示。行政が土地や電車の施設を保有・管理した上で民間が運行業務にあたる「上下分離方式」とは違い、資産は会社を残したまま行政側がインフラ部分の維持・管理経費を担う方式を採用、土佐電鉄は「無償で保有権を移転した場合、財務体質が悪化して事業継続に支障が出る」と説明した。 委員会は来年1月末までに最終答申をまとめる予定。 |
5月の「電車の日イベント」で、子どもたちを 乗せて走る土佐電の外国電車 (外国電車は車掌乗務が必要で、厳しい経営環境では出番は極小化。今年は電車の日イベントが唯一の出場となって、休眠状況が続いている) (photo:朝日新聞) |
#665 |
2011.9.19 | ||
東北 被災したJR4線復興に関連し LRT導入も検討 |
東日本大震災で被災した岩手、宮城両県の山田線、大船渡線、気仙沼線、石巻線のJR4線の復旧について、運営するJR東日本と地元自治体、国土交通省でつくる各線の復興調整会議は、在来線の再建のほか、LRTなど新たな交通機関の導入も検討対象とすることを確認した。 4線は東北地方の太平洋沿岸を結ぶ鉄道路線の一部だが、震災により線路や駅舎などが広範囲で損壊。自治体の復興計画によっては沿線の市街地の移転も想定されるが、それに合わせて線路の移設を検討するだけでなく、市街地の交通手段として要望があれば、LRTなどの新設も模索する。 |
(map:岩手日報) |
館主感想: 最近の東北被災地の復興論議は、津波対策から住居の高台への移転と、港・工場・商店はどうしても低地にて作業せざるを得ないという矛盾に悩まされているようです。 その低地での活動円滑化および高台の住居等とを結ぶには、LRTも格好の交通手段として検討されることは合理的な発案でしょう。 研究余地がありそうです。 |
#664 |
2011.9.12 | ||
広島市 都心 路面電車軌道を緑化へ |
広島市は2011年度から2年間かけ、旧市民球場跡地の南側を走る広島電鉄の路面電車の軌道敷を緑化する。まず11年度は原爆ドーム前電停付近の約40メートルを芝生で覆う。15日開会の市議会定例会に経費1600万円を盛り込んだ11年度一般会計補正予算案を提案する。 市は都市景観の魅力アップや放射熱によるヒートアイランド現象の抑制、騒音軽減などに効果があるとして軌道敷の緑化を検討。2013年春に全国菓子大博覧会が開かれ、「観光客や市民へのPR効果が期待できる」として球場跡地前での実施を決めた。 手始めの緑化区間は計約100メートルで、車が進入する交差点や横断歩道などを除く軌道敷に芝生を敷き詰める。緑化にかかる費用の半分は国の補助金を充てる。 市は広電や市造園建設業協会と連携し、09年秋から約1年間かけて広島市植物公園で3種類の芝を育成。広島の気候や交通事情に適した品種や保水性の高い基盤材料を調べる実験を進めていた。 軌道敷の緑化は、既に市内では広電が03、08年に宇品線の海岸通―広島港の2カ所計252メートルで導入。今回の都心部緑化は初めてとなる |
場所は原爆ドーム前電停 | 原爆ドーム前電停の軌道緑化イメージ | |
緑化位置詳細図 |
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緑化植物と基盤 ①緑化植物 ノシバ ②基 盤 シラスブロック基盤 主な効果検証項目 ・高層建築物や街路樹などの厳しい日照条件下での育成状況 ・併用軌道区間における維持管理上の課題 ・市民や来街者、沿線企業等の評価 ・ヒートアイランド現象の緩和効果、騒音低減効果 など |
館主感想: 路面電車軌道緑化はLRT先進国のヨーロッパでは随所に見られます。 もちろん日本の先進事例は鹿児島市電で、一度目にした人はその美しさは忘れがたい記憶に残るでしょう。もちろん実質的成果の方も温度低下が10°以上という南国らしい特色も理解できますね。 広電もずいぶん前から宇品港前にて芝生軌道の実験を続けてきました。このたびは広島平和都市の都心部軌道敷にふさわしい芝生軌道化に乗りだしたことは、待っていました優企画ですね。議会の同意が得られますように。 |