#506 |
2008.10.14 | ||
函館市 野村証券がネーミングライツ電停に参加 |
館主から: 個人的関心からの記述です。昨年夏突如発生したサブプライム問題は欧州、ロシア、中国・その他国々へと世界の金融界に大打撃を与えながら止まるところありません。 然し、あのバブル崩壊の教訓をしっかり受け止めている日本だけは、建築物證券化商品の受け入れに慎重だったから、今回の余波を受けること最小という成果を与えられています。 その結果でしょうか、日本のNOMURAによる米證券会社大手リーマン・ブラザーズの買収話などの話題が出たり、小さい話題ですけど函舘市電に対する電停表示のネーミングライツの取得のニュースも起きます。 私は今回の五稜郭公園前の(野村証券前)電停表示ニュースには、そういうことで感銘を受け、皆さまにご紹介する次第です。 |
五稜郭公園前にて 左)復元電車「ハイカラ号」と710形 右)電停ポストの新表示 | ||
(左)函舘市電3001号車の車体表示 「NOMURA」と 右)移転案内もバッチリ | ||
(Photo:函館市中里さん) |
#505 | 2008.10.8 | ||
東京都 研究会 「LRTを先導施策とする
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ライトレール社の企画行事交通ビジネス塾の10月講演会の案内です。 講演者脇本氏は10/17から開催される路面電車サミットin福井の大会3日目にて同一標題にて講演されますが、このときはごく短い講演時間です。それに比し本研究会での講演では充分な時間を使用しており、深い討議内容になるはずです。 |
「LRTを先導施策とする福井市都市交通戦略」 |
●日 時:2008年10月28日(火) 18:40〜20:30 (後で希望者とは懇親会あり) ●場 所:豊島区民センター 4階 第3会議室 池袋駅東口徒歩5分 ●講 師:脇本幹雄(わきもと・みきお)氏 福井市 都市戦略部 副理事(交通政策担当) 1955(昭和30)年 福井県生まれ 1979年 京都大学 工学部土木系学科卒、福井県庁入庁 2001年 土木部河川課 主任、2003年 土木部道路建設課 主任 2005年 総合政策部総合交通課 主任・参事 2007年 福井市都市戦略部 副理事、現在に至る ●プログラム:
●参加費: 社会人3,000円、学生1,000円 ●申込先:info@LRT.co.jp に @氏名 A所属・役職 B質問など (先着20名) ●主催者ホームページ: (株)ライトレール (代表者:阿部 等 『満員電車がなくなる日』角川SSC新書 著者) |
#504 | 2008.10.4 | ||
JR総研 LRV・バッテリートラム 最新情報 |
東京国分寺の財団法人鉄道総合技術研究所(JR総研)はLRTの研究を長く続けているのはご存じでしょうけど、最近のこの分野の研究開発の様子が公開記事となっています。近年の研究開発の動向は、やはり架線レスバッテリートラムになっていることが注目されます。 同所の最新の鉄道総研報告2008年9月号は車両技術の特集で論文8件のうち
各記事は概要PDFと詳細PDFの両者にそれぞれ別れて掲載してあり、後者は専門的論文集ですから館主如きには理解が難しい論述もいろいろです。それでも日本の第一線ではLRTとくにバッテリー充電技術への開発がどこまで進んでいるかがそれなりに推測できます。 課題は、読者Oさんの言われるとうり、バッテリーのコストに限りましょう。但しこの課題は今は自動車と並行した課題なので、いずれその面から徐々に解決していくのではないでしょうか? 別情報として、JR総研では、「鉄道総研技術フォーラム2008 環境と調和した鉄道を目指して」にて、モーダルシフトによる環境負荷削減の試算・評価の事例として、富山ライトレールの開通によってCO2排出量の変化をグラフにして見せていたということでした。 JR総研のLRT研究に関心を持つ方は、下記サイトよりの一読をお勧めします。 |
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直流1500V剛体架線下でバッテリー充電電流 1000Aによる停車中急速充電 (Photo: 同所急速充電システムの開発より) |
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参考サイト:財団法人 鉄道総合技術研究所 −出版物−鉄道総研報告−08年9月号/車両技術 |
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#503 | 2008.9.25 | ||
富山市 公共交通利用 環境モデル都市に指定された |
環境省は昨年来全国の自治体に呼びかけて、温室効果ガスの排出などで先駆的な取組を行う案を募っていた。その結果、7月までに提案のあった89自治体から6自治体を選んでこのほど発表した。選定基準は大幅なガス排出削減目標、先導性、モデル性、地域適応性、実現可能性、持続性を評価して決定。その結果北海道下川町、帯広市、横浜市、富山市、北九州市、熊本県水俣市の6都市を選んだ。このうち富山市は公共交通機関の利用促進を図る案が評価された。 政府はこれら自治体が08年度内に策定する行動計画に基ずき、関連予算などを重点配分するなど支援を行う。 |
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#502 | 2008.9.18 | ||
横浜市 第3回 「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会
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館主序: 05年に宇都宮市で声を上げ、昨年9月には第2回を京都市で盛大な行事を実行した人と環境にやさしい交通をめざす全国大会。今年は更に規模を広げ12月に横浜市にて開催されることになった。この会の活動はLRTを中心としたまちづくりに止まらず今やバス、自転車などなどあらゆる移動手段にまで範囲を広げて議論を広げる方針のようでユニーク。盛会を望みたい。 |
第3回「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会 in横浜」 |
●日 時:2008年12月6日(土) 9:30〜19:30 ●場 所:横浜国立大学 工学部A棟 および 教育文化ホール (横浜市保土ヶ谷区常盤台79−1)
●プログラム:
(事務局連絡先) 事務局長 北村秀哉 070-5028-2647 (9/21 番号修正) ●主催者ホームページ: SEV/人と環境にやさしい交通をめざすホームページ 関連ニュース:京都市 人と環境にやさしい交通全国大会 見聞録 (08/9) |
#501 | 2008.9.9 | ||
鹿児島市電ほか 吊革は進化する |
鹿児島市電は「吊革が高くて使いにくい」との声に応じ、従来の吊革と5cm低くした吊革を2本おきに並べた実験車両9両を試験導入した。一般的に成人男性の吊革高さの下限は160cm。また女性や高齢者が使いやすい高さは、155〜160cmとされている。市電ではこれを参考に従来の160cmに加え155cmの高さのものを2本ずつとした試験車を工夫した。利用者の意見を聞いた上で、他の車両への整備をも検討する。 別の観点もあるようだ。館主が見かけたJR東のE230系の電車ではドア付近を高くし、一般座席前は低くしている。吊り手の色が真っ黒なのはびっくりするが、これは高齢者や子供用の座席を目立たせるための黄色吊革との対比を明確にするために違いない。吊革も絶えず工夫・改良が計られている。 |
鹿児島市電に導入された2種類の吊革 (Photo:南日本新聞) |
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ニューシャトル大宮で見かけた吊革と少女 | ||
京浜東北E233系 吊革の工夫 (左)特別席の吊革は黄色 (右)一般席は黒色で出入口は高くしてある |
世の中には吊革のデザインと歴史に関心をもち、全国の電車バス等に装備する吊革を尋ね歩く吊革熱中人浮穴(うけな)仁氏(28才)がいらっしゃることをご紹介しよう 参考サイト: 吊革ブログ 氏によると、一般的には吊り革と呼んでいるが、今運航中の電車には帯が革製のものは一両も現存しないで、全部ビニール製帯が使用されており、業界的には吊り手と呼ぶのだそうだ。 この吊革専門ホームページによると、吊り手のデザインは絶えず進歩を続けており、専門メーカーのミカミ製が全国の7割のシェアを持つとか。 |
#500 | 2008.9.2 | ||
熊本電鉄 新バスシステム 市電との結節困難に |
熊本市では去る2004年1月に熊本電鉄の熊本市側の終点藤崎宮前駅と熊本市電の中心部とをLRTで結ぶ計画を発表した。市はその後「都心結節検討委員会」を発足させて具体案の検討を開始したが、その検討過程にて電鉄の線路もバス専用道に転用したバスによる新システムに変更し、2001年の九州新幹線全通日に間に合わすよう検討を進めていた。 本年6月に至り熊本電鉄の経営再建問題が出てきたので、この改革案はこのほど断念することを決定した。 |
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熊本市の責任者/副市長は「資料は保存し、将来は完成させたい」と表明している |
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#499 ・ | 08.8.27 8/28追記 |
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福井市 第9回全国路面電車サミット2008福井大会行事案内 |
路面電車サミット2008 in福井の開催案については6/9の本ホームページにてご紹介しました。このたび行事の最終版が送られてきましたので掲載します。先月のものより若干の変更がありましたのでご注意ください。 尚参加申し込みやホテルの予約等は下記主催者のアドレス先に直接ご連絡ください。 |
・ | 日 時・場 所 | 時 間 | 内 容 | ||
1日目 | 10月17日(金) AOSSA(アオッサ) 8F JR福井駅東口正面 |
13:00〜17:00 | 1.公共交通とまちづくりセミナー ・「地域公共交通の活性化に関する法制度や支援策」 国交省鉄道局 瓦林康人氏、潮崎俊也氏 ・「都心におけるLRTの推進およびトラムトレインの導入」 国交省都市・地域整備局 阪井清志氏、 ・「福井のまちづくりと交通」 名古屋産業大学教授 加藤哲男氏 |
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2日目 | 10月18日(土) 会場は3箇所にて |
10:00〜11:00 |
1.福井大学 バッテリートラム実験公開 開催場所:福井鉄道福武線西武生駅 |
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13:00〜17:00 | 2.講演会 路面電車・LRT最新事情 会場:繊協ビル8階ホール ・「地方鉄道の役割」 今枝孝司氏 ・「福武線についての意識調査アンケート報告」 ・「地域共生型サービス企業をめざして/えちぜん鉄道」 ・「世界のLRT−映像による紹介」 服部重敬氏 ・「日本の路面電車の最新事情」 広島電鉄 藤元秀樹氏ほか ・「LRT推進都市からの報告」 堺市 田村啓一郎氏 |
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17:30〜18:30 | 3.路面電車ミニツアー (参加者制限あり) | ||||
19:00〜21:00 | 4.歓迎レセプション 福井商工会議所内9Fレストラン (参加者制限あり) |
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3日目 | 10月19日(日) AOSSA内 会議室 ホール |
9:10〜10:00 | 全国路面電車愛好支援団体協議会代表者会議 AOSSA605 | ||
9:30〜12:30 | 公共交通を考えるシンポジウム AOSSA 706・707 ・えちぜん鉄道(株)社長講演 (えちぜん鉄道の5年間を振り返って) ・ディスカッション |
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10:00〜12:00 | 全国路面電車サミット会議 AOSSA 8F 全国の愛好支援団体の意見交換、情報交換 |
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13:00〜13:40 | 世界に響け! 福井産楽器の共演 AOSSA 8F | ||||
13:50〜16:00 | 1.LRTフォーラム AOSSA 8F ・福井市の交通政策 福井市都市戦略部 脇本幹雄氏 ・富山市の交通政策 富山市都市戦略部 高森長仁氏 ・福井市長東村新一氏と富山市長森雅志氏の会談 「まちづくりにおける都市政策を考える」 聞き手 福井大学教授 川上洋司氏 2.サミット宣言 |
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関連イベント ○17日〜19日予定 全国路面電車愛好支援団体ブース 会場:AOSSA1階 アトリウム ○18日〜19日予定 世界のLRTパネル展 会場:AOSSA1階 アトリウム えちぜん鉄道・福井鉄道乗車イベント (1日フリー記念切符を発売。フリーツアーがお薦め) カーフリーデー福井 ハチドリ計画 ○19日予定 カーフリーデー環境ツアー 『このまちと〜まれ2008』 (福井駅周辺) ●主催者:全国路面電車サミット2008福井大会実行委員会 実行委員長 内田桂嗣 ●主催者連絡先・申込先メイル宛先:福井大会実行委員会ホームページ (8/28追記) |
過去の路面電車サミット記録集ページ:↓をご参照ください |
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