#127  . 01.5.17 。

国会議員による「LRT研究会」が発足


5/16付け中国新聞記事およびRACDA岡会長のniftyへの書き込みによると、超党派的に国会議員が集合し、環境に優しく中心市街地活性化に貢献できるLRTについて研究会がこの5月15日発足したそうです。 参加者は国会議員15人と秘書7人が参加。代表世話人は逢沢一郎(自民党)と金田誠一(民主党)。 世話人は佐藤静雄(自民党、国土交通省副大臣)、野田聖子(自民党)、塩崎恭久(自民党)、高木義明(民主党)、松野頼久(民主党)、佐藤公治(自由党)、金子哲夫(社民党)、西川太一郎(保守党)の各氏で、新聞解説によると、岡山、岐阜、広島や長崎など路面電車が走る地域出身の方々のようです。

当日はRACDAなど全国のLRT支援団体の代表など約20人も同席しました。初会合なので、国内外の路面電車の利用状況などを調査し、新規路線や超低床車両導入に対する財源措置の拡充策などを検討した。更に国土交通省に働きかけるなどの活動や各都市の実態調査、市民団体との情報交換を通じてシステム実現をめざすことになったそうです。


なお当会は会の性格から参加は遠慮しましたが、研究会の意義については充分認識していきたいと思います。



#126  。 01.5.13 。

高知市 土佐電鉄 超低床車導入へ


もう一つ。土佐電鉄の本日2つ目の話題を紹介。 同じく高知新聞の情報ですが、土電の車両更新時期を迎え、折しも公共交通見直しやバリアフリーの時代を睨んで、平成13年度にはアルナ工機製の超低床車を試験的に導入することを決めた模様。 車体は3車体方式で全長は17.5m、定員は72人、座席は29。地上から床面までの高さは33cmで二カ所の乗車口にスロープを採用する。これは本年3月に当会講演録で紹介したアルナの「リトルダンサーL型」だと思われます。購入費は1億9,000万円。沿線の高知市、南国市、伊野町から補助を受けるとのこと。

 課題は電停の対応で、現在の電停には高さ幅にばらつきがあり、車椅子からの乗車の際など、電停をどうやって低床車対応型にするかがまだまだ未解決の模様。逆に高知市や電鉄会社は市民に超低床車現物に接して貰って理解と実行を得る作戦と思われる。

土佐電鉄超低床車予想図
紹介されたアルナ製超低床車のイメージ図
下記↓の高知駅ニュースも忘れず見てくださいね。(^_^;)



#125  01.5.13

高知市 土佐電のJR高知駅前乗り入れその後


先月高知市のJR駅前に路面電車が遂に乗り入れたことを報じましたが、その後1ヶ月経っての様子が高知新聞に紹介されました。
結果は大成功の様子で、「主役は電車 景観すっきり」 と報じています。 新しくなった広場は東側(写真右手)にタクシーの客待ちスペースとレンタカー用地、西側(写真左手で見えないが)に一般駐車場を配置し、中央が路面電車という馬蹄型ロータリーに変身。 路面電車と駅との連絡通路には雨天用の屋根が付きました。 影響ですけど、タクシー運転手は「お客を取られる一方」とぼやき、一般駐車場は「有料」を敬遠してか利用者はぼつぼつの実態も発生。モーダルシフトは起こせば起こせるものですね。

新装なったJR高知駅前実況 高知駅路面電車乗換通路
完成後の高知駅前俯瞰写真。 右はJRへの乗換通路。この屋根さえ利用者には好評大。



#124b  。 01.5.4

仙台市 市長選に地下鉄東西線見直し立候補者現る


 仙台市の東西線建設案決定に対して市側の地下鉄案と市民団体によるLRT案とが相争った。館主としては、結果的に地下鉄案が正式に決定してしまい、今では動かし得ない状況にあると理解していた。 このたび仙台市居住の方からの情報によると、来る7/29に投票が行われる仙台市長選挙では現市長への対立候補として地下鉄東西線見直しを掲げる対立候補が出現した模様。

館主公告:
公職選挙法に鑑み本件に関する具体的記事は7/9に削除しました。不悪。



#124  01.5.3  。

京都市 今出川通り路面電車建設シンポジウム 5/20に開催


 先だっての3/1付けにて「今出川に路面電車を走らせる実行委員会(IMADEN会)」なる市民団体が、京都市中を東西に走る今川通りにLRT線をに4km建設するを提案をしたことをご紹介しました。 この構想の合理性に当館は注目していましたが、このほど続報として同会が、建設案を巡るシンポジウムを開くとの情報を得ましたのでご紹介します。 京都市は日本の地理的中心にあり交通至便。ご関心のあり、行動が許せる方はる方はどうぞご出席ください。

日時:平成13年 5月20日(日) 午後1時30分〜4時 

 集合場所:西陣織会館3F
      (京都市上京区堀川今出川通交差点を南へ西側)

      市バス 堀川今出川 下車 (京都駅から25分)
      地下鉄 今出川   下車 今出川通りを西へ徒歩7分 

 基調講演
  「今出川通の道空間を考える」講師:京都大学大学院教授 北村隆一

 パネルディスカッション
  がんばれ路面電車!シンポジウム
   「今出川通りに路面電車を走らせよう」

  コーディネータ 北村先生
  パネラー 吉川哲雄(西陣の活性化戦略・西陣まちづくり委員会委員長)
        舌 和敏(路面電車への大きな期待・沿道住民)  
        藤原 清(ノーカーでゆっくりとお買い物・商店街元会長)
        遠山正一(軽快電車LRTの魅力・次世代型電車研究家)
        上林研二(みんなで歩いて考えた・当会調査研究部会) 

 会場は400人も入れますので,ご興味のありそうな方お誘いの上,ご参加下さい。

問い合わせ先:
 京都市現代都市政策研究会(MUP)広報担当幹事
 今電会IT担当 高橋 優二  u2takahashi@ma4.justnet.ne.jp



#123 。 01.4.13 

広島市 地下街シャレオ開業と電車バス運賃値下げ


 広島市一番の大交差点紙屋町に4月11日地下街「シャレオ」がオープンした。地下街は十字形に、東西400m、南北220mあり、面積は25,000平方mある。階段は35カ所、エレベータ5基、エスカレータ16基を新設。75店のテナントが入り、206台の地下駐車場もある。建設費は、総額676億円。市が最大の責任者の三セクで、借入金は220億円である。
 広島には、私が名付けた「ひろしまショッピング四角形」というものがあって、このシャレオはその有力な一角をなすものである。ちなみに、この「シャレオ」とはオシャレの転倒造語で公選採用されたネーミング。 この都心活性化の切り札である地下街開業に連鎖して、前日4/10より広島駅から都心紙屋町、原爆ドーム前、紙屋町に至る区間内の移動に限り、乗車賃をバス5社はいままでの180円から150円へ、広島電鉄は150円から120円均一に値下げをした。ただしこの運賃値下げは10/9までの半年間の期間限定。


ではでは。シャレオ開業日の様子と関連して、路面電車・バスの対応の様子をレポートします。
広島市の真中心・紙屋町交差点
Green Mover のフロントにはシャレオのPR
新電停は1.6mの広幅。折り畳み椅子と置台新設
地下街中心部の様子。初日で見物に熱心。
広電電停へのエスカレータと階段
エスカは中二階踊り場まで。後は階段です。
この階段と横断歩道廃止とが市民論議テーマ也
中央広場の一角に iセンター ができた。
右はGreen Mover の走行位置情報が表示中
あとJR,新交通,航空機,バスの時刻等いろいろ
路面電車の中に貼られた運賃値下げ案内
料金カードリーダも一夜で変更。ROM1個で?
バスも150円へ値下げ幕を取り付け。 歩行者のピックアップでモーダルシフトに成功するかが課題