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この3月に広電に入庫するシーメンス系LRTについてはパソコン通信の電車街づくりフォーラムや、航空フォーラム、その他で関心を集め話題を呼んでいます。3月中旬広島空港への到着時撮影希望や、江波車庫での艤装風景取材等々です。そこで当館では「広電5000系LRT情報」なるページを新設し、得られた情報をすべてこのページに集約することにしました。先日この主旨を広電当局者に提案し快諾を得ましたので、今後は最大限の協力を得て正確な情報をUPし、無用な混乱を避けるよう努力します。従ってこのページに掲載される5000系情報については必ず広電より確認を得てから掲載することにいたします。
掲載情報の変化にもご注意ください 館主敬白
5000形到着 「見られなかった写真作品」 掲載 |
99.3.23 |
到着から若干の日が経過し熱気もピークを越えました。今、写真のできる畏友から当日の写真を受け取りましたが、なかに新聞,TVで報道されなかった若干マニアチックでな写真がありましたので掲載します。 これは報道というより作品とも言えますので拡大原図を掲載します。 じっくり見てください。
高山望氏はこのホームページのTOPページ写真や「電車ギャラリー」などの当会顧問写真家です。
小野剛氏は当会のメンバーで、5000形のため江波車庫にて雨の中を終日がんばったという電車ファンです。
5000系 広島空港経由江波車庫に到着 |
99.3.13 3.14江波 |
広電の新低床車5000系はアントノフ124-100に搭載され、ドイツから遠路はるばる運ばれ、広島空港に午前9:10無事到着した。 実車は2分割されており、第1編成車とトレーラの間にレールを引きそろりそろりと移された。最初の編成車が降ろされるのに実に2時頃までかかってしまったが、次の編成が降車するのは4時頃とこちらは快速。最終的にはほとんど当初所要時間ですんだ。降りてきたきた車体は広電のニュー塗色エメラルドグリーンであり、これに腹の白帯が調和し美しい。
現車は保税倉庫に運搬されたが、本日深夜23:00出発にて予定通り広電江波車庫に陸送される。
明朝3/14 8:30より江波車庫で積み卸し作業開始の予定。
なおアントノフは明日10:00に当初予定のソウル寄港を変更しシンガポールに出立する由。
トレーラは深夜11時空港出発、朝3時に江波車庫バス置き場に無事到着。 改めて朝8:30より同所より積み卸し作業に取りかかった。 江波車庫における写真は下記に追加掲載。 3/14追記
展望デッキは到着前からそわそわ | やっと来た。ジャンボよりもでっかいやー。 | |
70mの機体前部が上に開き、30m車が降りた | そろりそろりと保税倉庫に陸送。日本の第一夜 |
江波車庫到着編
左トレーラは A車、C車。次のトレーラは、D車、B車 となる。中間車E車が見えない | |||
A車正面 両国国旗 「HIROSHIMA」行き | 台車。暗くて解り難いが車輪径が超小さい |
5000系到着情報とファンクラブ情報 改訂版 |
99.3.8 3.11改訂 3.12改訂 3.12天気予報 |
3/8版は主として文書、電話情報によるものでした。 これだけでは特に撮影情報が不確かと感じたので3/11現地に行き確認行動をとりました。空港管理事務所、空港ビルディング会社にもご協力を得ましたので確度は高まっております。
1.5000系到着情報 (広電担当課、空港関係課他による情報 3/8、pm5:00)
2.撮影地情報
参考写例:デジカメ実写 一眼レフ35mm写角相当 3/12朝8:45追録 | ||
屋上デッキから貨物用スポット8,9 | 貨物ターミナル手前 ここで降機 | 展望所を望む 徒歩10分 |
展望所に至る経由階段と駐車場 | 貨物スポット8,9 両方を使用す | 空港ターミナルと滑走路の東側 |
3.当日ファンクラブ (山根&サポータ) ロイヤル予約中止3/11
路面電車を考える会 |
↑ 当日使用する旗のデザインです 3/11 |
5000系到着早まる 3月13日 朝8:45 |
99.2.25 3.5再修正 |
広電よりの超低床車 LRT(第一編成)の到着についての公式発表を入手しました
1.到着日時 平成11年3月13日(土) 午前8時45分(予定) 広島空港到着
(平成11年3月11日、ドイツ・ハーン空港発、)
2.輸送方法 ドイツ・広島(空輸) ロシヤ経由便に決定
3/5
輸送会社:FRACHT.LTD(フラハット)
機 材:アントノフ-124
広島空港→広島電鉄江波車庫 (陸送)
輸送会社:株式会社 上組 大型トレーラーによる陸送
◎ 江波車庫への搬入日時は、通関等の関係で未定
アントノフ124 (館主注:カラー写真を3/5再差替)
前輪4本、主輪20本、B747貨物機の約1.5倍の搭載能力がある。 貨物室の寸法は全長36.0m、最大高4.4m、最大搭載貨物約150トン。 量産されている貨物機としては世界最大級。 日本では、陸上自衛隊のPKOの輸送で本機をチャーターしている。 また、海外では大物ミュージシャンの世界ツアーなどでお馴染みとなっっている。 写真左:97.10.24、右:98.3.3. いずれも成田空港にて。 画像、解説とも大網秀樹氏提供 (3/5追記) |
GREEN MOVER 5001
注:これは先日発表のもの再使用。現物写真は未入手 |
電停拡幅工事ほぼ完了 |
99.5.19 |
この度入庫した5000形GreenMoverは目下習熟運転中である。 まもなく営業運転を始める訳であるが、せっかくの低床車の特徴を生かすため、電停と電車乗車口との隙間を最小限に埋めるため前出しブロックを電停に取り付ける工事をこの3月から始めた。対象は市内全線と宮島線である。現在はカーブ地点の特殊なものを残して殆ど完了し、市民の前に熱意のほどをご披露している。
前出しの取り付け状況。衝突ガードブロックの改造も合わせて実施 的場 | 宮島線は乗車口単位で実施 草津南 | |
電停との間隙は確かに狭まっている(下記2/24と比較してみて↓↓) 八丁堀 | 市内線の出来上り状況 八丁堀にて |
5000系対応で電停巾を拡幅 |
99.2.24 | ↑↑ |
今回入庫する5000系は超低床が最大の特徴である。この特徴を生かすため広電はこの3月から電停の電車との隙間を埋めるために電停の拡幅工事に着手する。これで車椅子の利用者や高齢者にも楽に乗り降りできることになる。
広電の現在の電停床巾は広島駅〜己斐間の本線では150cmが多い。これに電停の屋根部分が柱径で幅を取られるので有効巾125cm程度となり、中には有効巾が1mを切れるところもある。
昨年来広電では車椅子を使用して乗降実験を行った。この結果少しでも乗降をやりやすくするために、電停巾を出来るだけ広げることを決めた。即ち、電停のレール側に滑り止め硬質ゴムを貼ったステンレス材「前出しブロック」を取り付けるやりかたにて、現在の隙間177mmを97mm狭めて隙間を80mmに統一することを決めた。
工事は超低床電車が走る広島駅前〜宮島間と本通〜広電本社前間の44カ所の電停と駅とが対象である。完成は5000系の運行開始予定の5月上旬の予定。 (広島電鉄保線課長より取材)
現在は電停と車体間に隙間と高低 がある。 |
車椅子のホームへの移動、転回、 乗降等の所要要素を実験した |
試作した前出しブロック。鉄アングル 上に硬質ゴムの天板と前側。ステン L材で前と下を保護。中央丸アンカーで 電停線路側横面に固着する.巾97mm |
今後の予定:
上記は現況写真ですが、後日取り付けが始まりますと工事状況と効果を推定できる写真を掲載したいと考えています
広電 5000系LRT 続報 |
99.2.15 |
●到着日情報:いちおう3/18と新聞で報道されている。 気象条件その他で遅延の可能性もある。本日現在は確定とは言えぬが分かり次第このホームページに確定版として掲載します。
●5000系の広電の呼称:巷間でコンビーノ5連接車と呼ばれているが、上記グレイロゴで見られるとおり3台車5車体なので、車内では「5車体」という呼び方をしている。
●3/12現在担当者をシーメンス独デュッセルドルフ工場に派遣中。
●5000系LRT広島空港到着時には、当館主催で「LRTファンの集い」を広島市内のレストランで開催する予定。店名、予算、広電より専門家出席者等を考慮中。 希望者は氏名、連絡先などを記載して当館宛MAILを。
●運転台形式 ほぼこの通りになりそう
広電 低床式LRT 5000型 発表 |
98.10.9 |
広電は10月7日、噂の低床式LRT車を5000形式としてプレス発表した。これを広電より入手しました。
以下は同社の了承を得て発表内容全部掲載しました
1.導入時期 1号車(5001) 平成11年3月下旬
平成11年3月16日ドイツ・デュッセルドルフ空港発 アントノフにて空輸
3月18日広島空港着、広電江波車庫搬入予定
2.主要諸元
超低床車両 | 在来車両(3950型) | |
床の高さ | 0.33m | 0.78m |
長さ | 30.52m | 27.36m |
幅 | 2.45m | 2.45m |
車体構成 | 5車体連接車 | 3車体連接車 |
定員 | 158名 | 152名 |
3.価格・車体メーカー
4.車体呼称 GREEN MOVER (グリーンムーバー)
補足:車椅子は跳ね上げ座席を使用
従来形式の3950型は2億5千万円
99年夏までにあと3編成を船便で輸入(合計4編成を導入予定)
外観図
館主注:左の若い夫妻は乳母車を使用している。 右の二人は高齢者がモデルです。(我が家がモデル? オーノー)
広電 超低床車をシーメンスへ3編成仮発注 |
98.7.10 |
広島経済レポート7/11号によると、このたびの法改正で鉄軌道近代化設備費補助対象に超低床車(LRT)が加えられたのを受けて、選定作業を進めていたが、シーメンス社にLRT車3編成を仮発注したとの報道した。
同紙によると、仮契約を結んだシーメンス社製のLRTは、現在運行している主力機種の3両連接に対し5両連接で、全体の車長も2.5m長く30.5mあり、ラッシュ時の収容力はアストラムライン(広島のモノレイル)並み。
超低床構造のほか、いろいろな新システムを組み込まれているため、1編成当たりの価格は3億4000万円(現用の3950は約2億円)とかなり割高になるが、広電では当面3編成を仮発注した。 海上輸送では日時を要するため。貨物専用機よる空輸も検討している。
同社は向こう2〜3年間に10編成以上の新型車導入を決めている。
なお3/26付けでシーメンス社への発注品はコンビーノ5連接車と報じられていたが価格についての報道は初めてである。
(コンビの5連接車のデザインその他の報道を見るにはここをクリックを)
広島電鉄 市内線にシーメンス社製LRT・5連接形式車導入が有力 |
98.3.26 |
当地の経済紙、広島経済レポート3/21によると、広島電鉄が導入すると発表していた広島市内線用の超低床電車はドイツシーメンス社製に絞られてきた模様である。
車体はLRT低床車で5両連接、車長30.5mであるということが特に興味を引く。
熊本市営LRTはドイツADtranz社製の部品を多用し新潟鉄工で製作されたものであるが、同紙によるとシーメンス社製LRTを同社より直輸入することも検討していると報じられている。さらに「一編成当たりの購入価格は(輸送費等を要するため)2.5億円をかなり上回る」とけっこう具体的に表現されている。
広電が市内線用として超低床車の導入意向を発表したのは昨年9月。 その後検討を続けていたのか発表もなくやきもきしたが、いよいよ発表の時期も近づいたのではなかろうか。
気になるのは30.5mで、もしそうなら市内線より宮島線直通にも使用されるのか? また下図で見られる通りシーメンス式は車内の張り出し部分が少なく定員数が多くとれそうで、現在の混雑対応に有利と判断された結果かも。 でも直輸入となると機器の日本対応が果たしてうまくいくのものか。 もし熊本のADtranz+新潟鉄工と同様の導入形態となると、シーメンスと組むのは噂通りアルナ工機という方式が考えられる。
さてさて、広島市民としては、昨年末から宮島線の3950型6編成導入に続き、広島にも待望の超低床車の導入が実現しそうで、頼もしい広電に喝采を送りたい。
下図は過日LRT WORKSHOP '97にて配布を受けたSiemensカタログからで、The
Combino family記載の5連接車資料です。果たしてこれが該当するか否かは不明ですが・・・。 |
5連接とはモジュール7ブロックより成り、3台車で構成される。 30m、179人定員と記載されている。 |
連接の構造はなるほどと思わせる鋭い工夫がしてある。定員も比較的多く取れそう。 |