#223 03.11.3

広島 路面電車を考える会が路面電車カレンダを発行


 路面電車を考える会は昨年秋に初の路面電車カレンダ2003年版を発行しました。好評だったのでこのたび2004年版カレンダの発行に漕ぎ着けました。 03年版は全国の都市を走る新型路面電車・LRV写真特集でしたが、このたびの新版は広島市を走る広島電鉄の特徴ある車両の四季の姿を収めたものにしました。 旧版は2ヶ月を1枚に印刷する方式でしたが、こんどは各月1枚印刷型へと豪華化を計りました。写真撮影者は野村和慎さんと当館トップページ写真担当高山望の両氏です。 


1月 西広島駅5002号 2月 雪の広島駅
3月 夕日に輝く2000形 4月 十日市交差点の7系統離合
5月 夜景十日市交差点 6月 夜の西広島駅大屋根
7月 5000形運転台 8月 夏の宮島線
9月 御幸橋を渡る700形 10月 広島メインストリート
11月 1900形相生橋 12月 恒例クリスマス電車
まずは発行元を担当している当会事務局長兼錦林車庫店主岩橋徹也氏の下記ホームページに飛んで各月カレンダの拡大版をじっくりご覧頂き、お気に召したらそちらホームページからぜひお買いあげ下さい。m(_)m

サイズA4:
紙質:コート紙
ページ数:表紙を含み13枚
価格: 1,575円(税・送料込み)、
2本目からは何本でも1本1,200円(税別)+送料700円です。
5本以上送料サービスです。

●通販販売受託は当会事務局長で鉄道模型会社を経営している岩橋徹也さんにお願いしています
 申込は→株式会社岩橋商会:錦林車庫「2004年 路面電車カレンダー」の「オンラインショッピングコーナー」へ                                                      


#222  03.10.23

広電 宮島線平良駅にバス電車一体ホーム新設


 広島市の西に隣接する廿日市市の玄関広島電鉄宮島線平良駅(へらえき)は駅前区画整理も進んできた。国土交通省運輸局では鉄道とバスとの乗り継ぎ円滑化を計るため、下り線ホームを現在地より西に60メートル移動し新広場の中心位置に新ホームを新設する。 

 注目すべきは新ホーム構造で、鉄道駅ホームとバス停ホームが同一平面一体化構造になっていることであろう。この方式は自由乗降制度のヨーロッパではよく見かけられるが、改札を有する日本の鉄道とバスの間ではあまり実施例がないのではなかろうか。 郊外の鉄道線から直接市内軌道線に乗り入れる広島電鉄の制度ゆえにこの簡便な方式が条件に適合したのであろう。 これで広電宮島線と廿日市市が運行する循環バス「さくらバス」との乗り継ぎは相当便利になるはず。かかる低床式同一平面バス電車乗り継ぎホームはたぶん日本初と思える。 他所でも工夫次第で応用できるはず。

国土交通省ホームページより着色作成


ホームの長さは40m。幅3m。事業費は全工事を対象に約1億5000万円。来年度予算が付けば國が1/5を補助。市と広島電鉄とが残りを負担する。今年度中に用地買収を終え、完成は来年度になる見通しだという。 

 実は館主もこの市の音楽ホールは利用する方なので、その節乗降にたいそう不便を感じており本案には大賛成。但し反対ホームは今のままだとすると片手落ちではないのか。ぜひこの解決案も期待したい。