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#892 |
2016.3.14 | ||
広島市 「被爆当時の再現電車」 今年4,8,11月運行 |
RCC(中国放送)と広島電鉄は、昭和20年当時の塗装を再現した路面電車を運行する「被爆電車特別運行プロジェクト」を今年(2016年)の4月、8月、11月に行なう。 1945年8月6日に広島に原子爆弾が投下されてからちょうど70年目にあたる昨年も行なわれたイベントで、被爆の惨禍とそこからの復興、広島の街が辿った歴史を多くの人に、未来の世代へ伝えることを目的に、今年も実施される。 本イベントでは、昭和20年の夏に広島の街を走っていた路面電車と同じ青いカラーリングが施された「被爆電車」が、広島駅から原爆ドーム前まで運行され、車内に設置された大型モニターには被爆者の証言や復興エピソードなどが流れる。 4月は4/23、4/24、4/29、4/30の午前と午後に運行され、乗車には事前の申し込みが必要。申し込みは往復はがきで受け付け、4月1日必着分まで。応募者多数の場合は抽選となる。8月と11月の運行予定は後日、本イベントのWebサイトで発表される予定。 ●被爆電車特別運行プロジェクト 運行ルート:広島駅~八丁堀~原爆ドーム前~土橋~広電西広島(折り返し運転~原爆ドーム前 運行日:2016年4月23日、24日、29日、30日 出発時間:10時30分、14時00分(1日2便、定員は25名/1便) 代金:大人500円、子供200円 |
館主感想: 館主の原爆当日は中学2年生でした。小学生時代の広電は、運転台がスキスキで外気が通り抜けるデザインでした。その後この新型車が入り、外見は全部にドアが着いた設計に変わり、目を見張ったものです。 懐かしい新型電車でした。 (^_^) |
#891 |
2016.3.7 | ||
宇都宮市 LRT整備に向け取り組みを進める |
宇都宮市は1月22日、に事業計画の特許を得るために必要な『軌道運送高度化実施計画』を国土交通省関東運輸局に提出するなど、着実な取り組みを進めている。 LRT事業の概要 (優先整備区間の事業概要) ★整備延長 約15km[複線] (JR宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地付近) ★停留場数 19箇所 ★事業方式 公設型上下分離方式 ★概算事業費 宇都宮市域 約412億円 芳賀町域 約46億円 (消費税は含まず ※芳賀町域区間は芳賀町が整備) ★導入車両 低床式車両(LRV) 17編成 (車両長約30m) (定員155人[最大輸送力232人] ★所用時間 約44分 ★ダイヤ 新幹線の始発から終電まで乗り継げるダイヤを想定) (午前6時台~午後11時台の約18時間の運行) →ピーク時: 6分間隔(10本/時) オフピーク時:10分間隔( 6本/時) |
JR宇都宮駅東側における公共交通ネットワークのイメージ |
整備区間 全体整備区間:桜通り十文字付近~芳賀・高根沢工業団地付近 約18km 優先整備区間:JR宇都宮駅東側~芳賀・高根沢工業団地付近 約15km (宇都宮市域 約12km 芳賀町域 約3km) |
→これまでは、運営を行う主体が施設を整備・保有してきた →「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」(H19施行)に基づき 施設の整備・保有を公共が担い、事業運営を別の主体が行う 「公共交通上下分離方式」による整備が可能になった |
館主感想: 宇都宮市の新線計画。慎重ながら、着実に進行しているようですね。実現すると日本では画期的なLRT新線の実現となります。 路面電車ファンとしては実現をとても期待している次第です。(^_^) |
#890 |
2016.2.29 | ||
ニューヨーク市 「路面電車計画」浮上 時代遅れとの声も |
ニューヨークのビル・デブラシオ市長が2月16日、クイーンズとブルックリンのイースト川沿岸部を結ぶ路面電車「the Brooklyn-Queens
Connector(BQX)」を建設する計画を発表した。 イースト川沿岸部はここ数年で居住者やビジネスが増え、経済的に大きく成長した地域だが、既存の公共交通機関からアクセスが困難な地域が多いことが問題視されてきた。同計画は、それらの地域に新しい交通手段を導入することで地域経済をさらに活性化させることを目的としている。 必要とされる総工費はおよそ25億ドル。工事や地域経済の発展により、将来的に新たに2万8000人の雇用と250億ドルの経済効果が見込まれている。一方で、地上を走る路面電車はその他の交通機関との兼ね合いが難しく速度も制限されるため、一部地元紙からは時代に合っていないとの声も上がっている。 |
建設が予定されている路面電車完成イメージ |
ニューヨーク市中心のマンハッタンと東の川を隔てた下町クイーンズ地区 |
館主感想: 興味深い情報ですね。(^_^) ニューヨークのマンハッタンに行かれた方は多いと思われますが、ここって交通は混雑しています。つまりマンハッタンは都心で、クイーンズ地区は下町ってことです。 日本の都市が徐々に路面電車・LRTに目を付け、当節、建設が計画されているように、あの忙しがるアメリカでも同様の動きが起こるのが人間的でステキ。市民の気持ちも時代とともに変化するのは当然ですよね。(^_^) |
#889 |
2016.2.22 | ||
八王子市 LRT整備検討 モノレイル延伸と両にらみ |
東京都八王子市の石森孝志市長は1/25、LRTを市単独で整備することを、2016年度から検討すると明らかにした。市内には多摩モノレール「八王子ルート」の延伸計画があるが、早期実現が難しいことから、モノレールの要望は続ける一方で、必要と判断した場合には、そのルート上にLRTを通すことも視野に入れ、両にらみで市中心部とニュータウン地域のアクセス向上を目指すという。 モノレール延伸計画「八王子ルート」は、多摩市・多摩センターとJR八王子駅南口を結ぶ約17km。経由地は、八王子市内のニュータウン地域にある京王相模原線・南大沢駅などが想定される。国は年度内にも交通政策審議会の答申を出し、16年度から15年間の整備方針を示す。 1/24の市長選で再選を決めた石森市長は記者会見で、国に対し、八王子ルートの優先整備を要望する方針を説明。その一方で、完成には時間がかかるとの認識も示し、「ニュータウンと八王子(市街地)の一体感のある街のあり方が必要だ。LRTなど、もう少し可能性の高いものを検討したい」と意見を述べた。 石森市長の説明や市交通企画課によると、モノレール八王子ルートのうち、7割の約12kmが市内で、その6割以上の用地が既に確保されている。開通している道路もあるが、モノレールは高架の軌道建設が前提のため、LRTに必要なレールや架線の設置などは可能という。そこで、モノレールの計画は強く要望しつつ、同じ場所にLRTを開通させる構想を練るのも可能と考えたという。 石森市長は、LRTを整備する場合は「市単独で行う」とした上で、整備に向けて「費用対効果や、モノレールでの(市の)財政負担の試算も含めて検討したい」と述べた。 |
館主感想: フーム フム ですね。わが国の大都市近郊の市長さん達はいつも「市の将来の課題」を黙考されているはず。その将来の危惧とはたぶん 「自分の市民の高齢化と、それに関連した人口減をどうやって防ぐか?」 ではないでしょうか? これを解決するには「クルマに頼れない高齢者にLRTとかモノレイルのような交通手段を今から準備したい」ということになるのでしょうか。この八王子市長さんのアイデアは日本中の都市郊外首長さん達に共通した解決手段例とも想像できます。 |
#888 |
2016.2.15 | ||
大阪市 「都市交通フォーラム@関西」 開催 3/5 |
今回は、大阪市を基点に関西都市交通フォーラムを主宰するKOALA(Kansai co-operation Alliance of LRT and public transuport for Architecture
of cities) (都市交通フォーラム@関西)が大阪市にて大きなフォーラムを実施するのでご案内致します。 KOALAは市民、事業者、行政が三位一体となった21世紀に相応しい「人と環境にやさしい交通まちづくり」を提言しています。即ち、 ○市民協働による交通まちづくり ○ハードとソフトが一体となったシームレスな交通システムの実現 ○鉄道、LRT、バス、タクシー、自転車のなど多様な交通システムの連携 ○公共交通を基軸とした観光まちづくり(おもてなし)の推進 1.日時と会場 2016. 3. 5(土) 14時~17時 2.会場 (弁天町ORC200生涯学習センター 講堂) (JR環状線、地下鉄中央線:弁天町) 3.議論の内容ほか メインテーマ:三位一体の都市交通まちづくりは実現するのか (1) 基調講演 地域を活性化した交通シームレス (広島市横川駅交通結節改善事業の効果検証) 牧野浩志氏(国土交通省国土技術政策総合研究所高度道路交通システム室長) (2)主催団体等によるパネルディスカッション (3)参加者による交流会 4.参加予定 行政、事業者、市民・支援団体、経済団体、労組団体、学識者、学生、マスコミなど 5.コーデネーター 大阪産業大学教授 波床 正敏 氏 |
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6.主催と出席申込先 関西都市交通フォーラム実行委員会 事務局 NPO法人KOALA (理事長:森 五宏) E-mail koala.lrt@gmail.com HP http://npo-koala.com |
写真は阪堺電軌上町線のLRT。 先方の高層建築物は 大阪天王寺「ハルカス」 |
館主感想: 今回の基調講演『広島市横川駅交通結節点改善事業の効果検証』については館主は深い深い関心があります。実は館主山根が1990年代に広島市でボランティア活動した時代です。当時杉井さんという友人が一枚の古ぼけた白黒の路面バスの写真を見せました。「山根さん、実はこの写真は明治時代に、わが国で初めて郊外バスが横川駅から可部町まで走ったときの写真よ」と教えてくれました。「え! 日本で初めての交通機関実現があるの! じゃこの史実を使って、何か横川駅の活性化を図ろうよ!」と活動を始めたのでした。 この様子は当館「横川駅結節点改良市民提案」に詳しくご説明 今元気なれば、本件は小生がご報告をするところでしょうけど、体力不調のこの頃。でも牧野浩史氏が効果検証付でご報告頂ける由。できるだけ出席を図りお話しを伺いたいと、楽しみにしています。(^_^) |
#887 |
2016.2.1 | ||
福井市 福井鉄道とえちぜん鉄道相互乗り入れ 3/27開始 |
福井鉄道福武線(路面電車)とえちぜん鉄道三国芦原線との相互乗り入れについて、関係機関が3/27の運行開始に向け最終調整している。 福井県内の福井、鯖江、越前3市をまたぐ移動時間が乗り継ぎより大幅に短縮され、通勤通学やお年寄りの通院が便利になる。鉄道と軌道(路面電車)で異なる事業者が互いの区間に乗り入れるのは全国初。 現在、各駅で低床ホームなどの整備が急ピッチで進んでいる。また、福鉄福井駅前線(通称ヒゲ線)のJR福井駅西口広場への延伸も、相互乗り入れと同時に開始する。 相互乗り入れは、西川一誠知事が初当選した2003年からマニフェストに継続して盛り込んでいる主要事業の一つ。移動手段の選択肢を増やし、暮らしやすくするプロジェクトが、13年を経て実現することになる。 区間は福鉄の越前武生(越前市)-えち鉄の鷲塚針原(福井市)で、結節点の田原町駅で相互に乗り入れる。午前6時~午後7時の時間帯に運行する予定。そのうち通勤通学客が多い午前6~9時は、越前武生-えち鉄の福大前西福井(福井市)を往復し、午前9時~午後7時は越前武生-鷲塚針原とする方針という。所要時間は、鷲塚針原―越前武生がこれまでの約80分から約60分に、福大前西福井―越前武生は約70分から約50分に短縮される見通し。 車両は、福鉄のLRT車両FUKURAM(フクラム)と、えち鉄の同タイプを中心に運行する予定。えち鉄と福鉄の運転士は田原町駅で交代し、自社区間だけを担当するとみられる。 |
ハピリン(奥右)の開業を前にヒゲ線の延伸、バスターミナル 開業に向けて工事が進むJR福井駅西口広場 |
↓参考:両線の実測地図 |
↓福井鉄道 F1000形 FUKURAM |
館主感想: 市内を走る路面電車と郊外を走る鉄道とを接続し相互乗り入れできるようにすれば凄く便利になることは、小生は広島電鉄市内線と同社宮島郊外鉄道とが西広島駅にて接続した時点から肌身で体験しております。(^_^) 福鉄の市外鉄道との相互乗り入れ案発足を当館でご紹介したのを、調べましたら2004年6月ですからナント12年も昔です。(@@) 広島市のケースは同一会社の接続ですが、福井市のケースは別会社ですからより困難事業ですね。福井県知事と市長さん頑張られましたね。悲願も実現してこそ。おめでとうございます。(^_^) |