00.12.23

2000年12月、地球の反対側のニュージランドに行って参りました。目的は路面電車もともかく、主体は山と花の探訪です。
ニューランドは北島と南島に別れており人口は全てで300万人ほどですが、主な産業は牧畜と観光です。首都は北島オークランド市で100万人。第二の都会は南島のクライストチャーチ市で30万人ほどです。観光的には南島の方が盛んらしく多くの外国観光客はまずクライストチャーチに直行します。 ここの都心は大聖堂広場を中心にして、ショッピング街や美術館、博物館、公園といった魅力の中核をなすものが集中しています。
 もちろんこの都市でも市内交通のカナメとして1905年から路面電車が建設され、以来縦横に走っていましたが、バスと車が出現するにおよび、その機動性と増設容易性とに負けて1954年路面電車は消えたのでした。
 この市にとっては観光が第一の産業です。来市する観光客にとってバスは使い難いが、路面電車なら乗り降り自由で、当市のチャームポイントを難なく巡ることができるということで、1995年に都心巡回型の路面電車が復活したのでした。 つまりこの都市の場合は「環境対策」、「乗降容易なLRT」、「郊外からの急速通勤」等のためでなく、「観光による都心活性化」への路面電車選択でした。なんとなく岡山市のケースに似ているように思いますが。
 結果ですが、日本からのツアーには大聖堂前からアートセンター前までの体験乗車がしっかり組み込まれていました。(^_^)

クライストチャーチ市の中心部、トラム路線図
都心を1周2.4km。観光客に風物をよく見せるため超スロー30分で走る
1年間有効フリーパス。乗り降りはどこでも自由。
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更新復活した1900年代初期のあだ名「オールドトラム」
路面電車の形式は数種あり、頻繁に運転される
レストラン電車。毎日お昼と夕刻、2回走る。
誕生日などの貸し切りもOK。予約が要る。
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ベビーカーは電車の前方のフックに引っかける
路面電車復活で唯一の反対は電柱建立だった。
結果はこんなにシンプル&ビュティーなデザインに。

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Christchurch市Ttramway会社のHomepage
ニュージランド クライストチャーチ市電のHP↑ 結構楽しいのでご一覧をお勧めします

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