2002.8.22 |
残暑厳しいですね。みなさん夏休みはいかがお過ごしでしたか?
蛇足:昔々館主もウイーンへ観光旅行して路面電車を観察した記憶はあるが、これという写真が残っていないのは残念!
9/13情報追記: |
日暮成一氏による解説 (以下同様): ultra-low-floor通称ULFと呼ばれる、床面高さ180mmという世界一の超低床車です。 モータが連結部通路左右に垂直に取り付けられており、車輪は各連接部に1軸づつとなっております。 車輌自体は日本の蛇の竹製玩具を思わせる構造を持ちます。 昨年秋に実際に乗車しましたが、電停島が殆ど無く、歩道と一体化したような電停で、乗車に全く違和感を持たない程でした。写真の27号車は5車体で、形式をtypeAと称し、この他に7車体のtypeBが存在し、こちらは600番代を名乗ります。製造はSGP、製造初年は1995年です。 |
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Wiener Lokalbahnnen-WLBの、いわば私鉄電車です。市電とは、丁度広島の市内線と宮島線のような関係にあり、本来はbadenerbahnの通称通り、市街の中心にあたるオペラ座前と終点の温泉保養地を結ぶ観光電車的なものでしたが、昨今では宮島線同様地域輸送のウエイトが大きいようです。 電車は100番代のデュワグタイプですが、この他に400番代の70%低床車が存在します。いずれも路面電車タイプの車輌の多重連結(最大5編成11車体ないし4編成12車体)で運用されている地下鉄U6号線用車輌をベースとしているようです。 |
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ウィーン市では最も標準的なデュワグタイプの車輌であり、typeEと称します。デュワグタイプでありながら製造はLohnerまたはSGPとなっており、442?の車番が見られることから製造はLohnerと思われます。 ほぼ同様の車体のE1や窓が大きく若干角が張っているE2が存在し、リンク通りを走る環状系統はじめ旅客の多い系統では、それぞれボギーのトレーラーを牽引して走行します。製造初年は1959年です。 |
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日暮成一氏による参考ホームページ http://members.vienna.at/endobiophilie/jdt/bim/hp.htm |