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日本の最新LRV 画像・諸元

 広島電鉄 グリーンムーバーmax 5100形

05.4.11

LRV台車研究組合開発技術を実用化した初の大型連接100%低床車

21世紀の日本の交通のキーはバリアフリーであろう。2001年に運輸省の肝煎りで我が国車両メーカー8社が協同して狭軌超低床LRV台車の研究開発を行った。この台車を使用しての実用化が待たれるところであったが広島電鉄が実績のあるシーメンス社製グリーンムーバーの国産版として実用化した。この成功により日本の車両メーカーはLRV車製作にひとつの目標を遂げたことになろう。

●形式名称:広島電鉄株式会社 5100形車両 グリーンムーバーマックス
●車種:5車体連接100%超低床車
●製作担当会社:近畿車輛(株) 三菱重工業(株) 東洋電機製造(株)/(株)京三製作所 (株)交通電業社 (株)テス ナブテスコ(株) 三菱電機(株) レシップ(株)
●運行開始日:2005年3月30日

広島電鉄(株) 5100形 平面図・側面図

 
               平面図・正面図・側面図 寸法入り拡大図を見る



編 成 5車体3台車電車 ●は駆動軸
  
形 式 5100形
定 員 149名(座席56名)
空車質量 33.9t
最大寸法 長
       幅
       高
30.000m
2.450m
3.450m (パンタ折りたたみ 3.645m)
床面高さ 360mm・330mm(入口部) ・低床化率100%
電気方式 DC600V架空線式
軌 間 1435mm
電車性能 最高運転速度:60km/h (設計80km/h) 常用減速度:4.8km/h
起動加速度 :3.5km/h/s 非常減速度:6.0km/h/s 
集電装置 シングルアーム式、電磁かぎ外し装置付、ばね上昇、電動下降式
制御装置 VVVFインバータ制御 (応荷重機能)
ブレーキ方式 回生・発電ブレーキ併用電気指令式油圧ディスクブレーキ
応荷重機能付、保安ブレーキ (トラックブレーキ)、デッドマン付
台車構造・形式 4輪独立弾性車輪、砂撒装置付
駆動装置 直角カルダン可撓歯車継手方式・歯車比6.29(44:7)
主電動機・形式 三相かご形誘導電動機:100KW、440V、180A、1755rpm
補助電源装置 静止形インバータ:制御・補助用 5KW、DC24V
            客室空調用 50KVA、AC440V
ニッケルカドミウム蓄電池:DC24V
空調装置 屋寝置集中ユニット 冷暖房兼用
 冷房時能力 31.4kw×2台
 暖房時能力 10.1kw×2台
 シート下温風ヒーター×6台
戸閉装置 電気式プラグ扉(片引プラグ、両引プラグ)
戸閉保安装置、光電装置付
表示装置 行先表示器:幕式、正面、側面
車内案内LED表示器2台
保安装置 ATS装置
列車無線 空中線単信方式
情報案内装置 行先表示(全面、側面)、車内・車外自動放送、LED式車内案内装置、運賃表示器
身障者対応設備 車椅子スペース、車椅子スロープ
使用線区 市内線 (全線)
その他 整理券装置、自動運賃箱、プリペイドカードシステムを搭載
車両・台車製作会社 (車両)近畿車輛、三菱重工 (台車)三菱重工
主回路製作会社 (主制御器)東洋電機製造

Green Movermax はE車の台枠を拡げた新設計台車採用
前の向かい式8席からロング14席へ増加し、通路巾も拡大
通路上蛍光管照明から、座席上からの
ダウングライトに変更した

AB車用の駆動台車は通路巾が取れる独立懸架式。モーターや駆動装置は車輪の外側になっているが、メンテナンス性を高めるため、脱着が容易な構造になっている。
 
中間のE車。モーターがない台車なのでフレームを外側にし広い通路巾を実現。駆動台車・従台車とも弾性車輪を採用。

 
操作性を高め、安全性を向上させるためにスイッチ一つに至るまで人間工学的検討をし、モックアップを作り検討をした。運転視界についても大きな正面窓に加え左下方に窓を設けて視界を確保。
 

運転室の後部・出口についても、
車椅子が支障なく通行しやすいように、
運転室部の床ステップを曲線状にし、
運賃箱を可動式にするなど細かな配慮をした。

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